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冬のおすすめ文庫、入荷しました 《第43回 三洋堂書店便り》

2022年1月19日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

冬は運動も兼ねて会社から駅までランニングするようにしているのですが、マスクを着用しなければならない昨今、駅に着くととんでもない勢いでメガネが真っ白に曇ってしまって困っています。
遠目に見るとおしゃんてぃなサングラスに見えなくもないので、じっとしていれば私をスキーに連れてってくれそうな雰囲気はある。
しかし実際にはハァハァ肩で息をしているため、メガネの上からもくもく湯気まで立ちのぼって完全な怪しい人物に仕上がっており、うむむと頭を悩ませる日々。
だいたい清州駅を通過するあたりまで曇っているのですが、隣の人が同じようにメガネを曇らせていると思わずマスクの下でにっこりしてしまう阿呆でございます。

冬満喫中。
みなさんいかがお過ごしですか?


それはさておき。
早いもので1月中旬です。
春に向けておすすめ文庫作品が入れ替わっていますので、今週はその中から3作品をピックアップしてご紹介します!


今日も一日よくがんばった自分に

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ほろよい読書

著者名
織守きょうや/著 坂井希久子/著 額賀澪/著 原田ひ香/著 柚木麻子/著
出版社名
双葉社
税込価格
715円

酒好きな伯母の秘密を探る姪っ子、将来に悩む日本酒蔵の跡取り娘、自宅での果実酒作りにはまるアラフォー女性……など。
「お酒と女性」をテーマに今をときめく女性作家達が描いた、5つの短編小説集。


あがけ、開眼まで!抱腹絶倒ゼミ生活!

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東京藝大仏さま研究室

著者名
樹原アンミツ/著
出版社名
集英社
税込価格
748円

2浪、3浪は当たり前、時には10浪以上の学生も……。
パンダと桜で賑わう上野公園に隣接する東京藝術大学。
通っている学生も教授も少し変わった人ばかり。
そんな東京藝大で、仏像の保存について研究する通称「仏さま研究室」の修了課題は、なかなか過酷で学生泣かせだ。
様々な思いを抱え、真心を込めながらも、「模刻」に悪戦苦闘する学生たちを描く、クスっと笑えてグっとくる青春ストーリー。


館が沈めば、探偵も、犯人も、全員死ぬ

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蒼海館の殺人

著者名
阿津川辰海/著
出版社名
講談社
税込価格
1,210円

学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。

政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。
名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、激しい雨が降り続くなか、連続殺人の幕が上がる。

刻々とせまる洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでも――夜は明ける。
新鋭の最高到達地点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。




書いた人:一般書・文庫バイヤーM
イラスト:nocconokko
本日夕方以降に芥川賞・直木賞発表です。

三洋堂書店便りは毎週水曜日更新。
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