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六月突入。初夏間近。《第12回 三洋堂書店便り》

2021年6月2日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

本当にまったくどうでもいい話ですが、本のページをめくる時の音が好きです。
こう言うと必ず「あぁ、パラパラいう音ね」と返されますが、違います。似ているけど違うのです。
特にハードカバーの本や全集・画集のページをめくる際に響く、紙がこすれる時のえもいわれぬ独特な音が好きなのです。
そう言われても「なんのこっちゃ?」だと思いますが、この音を擬音で、オノマトペでどう表現すればいいのかがわかりません。

「シュバ」あるいは「カシュン」?

「ズキューンッ」「メメタァッ」とか?(絶対違う)

ちなみに英語でも探してみましたが、オノマトペ自体が日本語ほど多くはないようで、「skim the book(本を飛ばし読む)」や「flip through(ページをパラパラめくる)」 になるらしいです。
苦悩した挙句、私はいつもこう言います。
「あの…もうパラパラでいいです」


それはさておき。
今週も売場からおすすめの商品をご紹介していきます!

「なんでもない」毎日。

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ハニオ日記 1

著者名
石田ゆり子/著
出版社名
扶桑社
税込価格
1,980円

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ハニオ日記 2

著者名
石田ゆり子/著
出版社名
扶桑社
税込価格
1,980円

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ハニオ日記 3

著者名
石田ゆり子/著
出版社名
扶桑社
税込価格
1,870円

女優の石田ゆり子さんが2016年から始めたインスタ グラムに投稿してきた日々の記録をまとめたものが、全3巻の書籍として発売になりました。
「ハニオ」というのは、石田ゆり子さんが共に暮らす複数の猫たちの中の一匹である、茶トラの牡猫の名前です。
発売前からかなり話題でしたね!

週末には売り切れてしまう店舗も出てくると思いますので、ご購入はお早めにどうぞ。

ふるまいとこころづかいを身につける

昨年からロングセラーで売れていますが、5/29(土)放送のTV番組「世界一受けたい授業」で特集されてさらに話題になりました。
マナーについては、大人になるほど誰も教えてくれなくなりますね。
読んでおくととても役に立つ一冊です。

本が燃やされる社会

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レイ・ブラッドベリ 華氏451度 本が燃やされる社会

著者名
戸田山和久/著 日本放送協会/編集 NHK出版/編集
出版社名
NHK出版
税込価格
600円

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華氏451度

著者名
レイ・ブラッドベリ/著 伊藤典夫/訳
出版社名
早川書房
税込価格
946円

NHKの人気番組「100分de名著」6月のテキストは、レイ・ブラッドベリの名著『華氏451度』。
本の所持や読書が禁じられ、瞬間的・受動的な快楽や娯楽を享受し続けた結果、思考力と記憶力が低下した人々の社会を描いたSF小説。
題名は、紙が燃え始める温度「華氏451度≒摂氏233度」を意味しています。

書かれたのは1953年で、当時はテレビによる文化の破壊を風刺したものと思われますが、SNSやスマホが社会の重要な位置を占める現代でも充分に考えさせられるディストピア小説です。

今週のバイヤーのイチオシ

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三体

著者名
劉慈欣/著 大森望/訳 光吉さくら/訳 ワンチャイ/訳 立原透耶/監修
出版社名
早川書房
税込価格
2,090円

壮大なスケールで人類の未来を描く《三体》三部作の完結篇が先日発売になりました!
三部作ですが、二部と三部はそれぞれ上下巻!
なので、実際には合計5冊!
お値段の合計10,010円(税込)!
それでも全世界でシリーズ2900万部、日本でも47万部の売上を記録しているSF超・大・作です!

社内でもファン急増中の本作、梅雨は『三体』で読書三昧はいかがですか!?

書いた人:一般書・文庫バイヤーM
実はオノマトペの辞典が出版されていたりするのですが、面白いのでおすすめです。

三洋堂書店便りは毎週水曜日更新。
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