2026年9月17日(木)発売!
小野不由美先生による
「十二国記」最新刊
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幽冥の岸 十二国記
- 著者名
- 小野不由美
- 出版社名
- 新潮社
- 予定税込価格
- 825円
ということで、あらゆるところで語りつくされてきたであろう十二国記を、いま!あえて!ご紹介する!いってみれば担当の自己満足コーナーです!
読んだことあるけど、うっかり記事をクリックしてしまったあなた!
あきらめて最後までどうぞお付き合いくださいませ!!
読んだことのないあなた!
おいでませ沼!!
※「!」多めでお送りしています!
十二国記とは?
二つの世界は、「蝕」と呼ばれる現象によってのみ、行き来することができる。〈十二国〉では、天意を受けた霊獣である麒麟が王を見出し、「誓約」を交わして玉座に据える。選ばれし王が国を治め、麒麟がそれを輔佐する。しかし、〈道〉を誤れば、その命は失われる。気候、慣習、政治体制などが異なるそれぞれの国を舞台に、懸命に生きる市井の民、政変に翻弄される王、理想に燃える官史などが、丹念に綴られている壮大な物語である。
(新潮社公式サイト『十二国記』より引用)
最初に執筆されたのは1991年刊行のホラー小説『魔性の子』(新潮社)でした。シリーズどころか続編の予定もありませんでした。
ただ、この『魔性の子』を書く上で、背景となる想定世界として十二国世界が構築されていました。
その後、講談社からファンタジーを書くことを提案された時に、このことを話したところ、書くように勧められ、十二国記シリーズが誕生しました。
講談社の編集さん、グッジョブです。本当に。
シリーズ1作目は1992年の『月の影 影の海』。
講談社X文庫ホワイトハートから刊行され、少女向けのファンタジーとして発表されていました。(私もホワイトハート版で読み始めました。)
十二国記といえば美麗な表紙と挿絵にも多くのファンがついています。描くのは山田章博さん。ホワイトハート→講談社文庫となった際に美麗な表紙と挿絵が亡くなってしまったのですが、新潮社文庫から再刊行された際に復活しました。
ファン歓喜。
何から読めばいい?
刊行順に最初から最後まで全巻読んで!!
…と言いたいところですが、それはさすがに無理だと思うので、担当が独断と偏見で3つに分けてみます。
結局全巻かーいというツッコミは受付けません。だって選べないもん。
なるべくネタバレしないように軽く書くつもりですが、もし書きすぎていたら頑張って薄目で読んでください。
世界や設定を理解しながら読むなら
「月の影 影の海」の主人公は女子高校生の中島陽子。突然「ケイキ」と名乗る男が現れ、海を潜りぬけ異界へと落とされます。
主人公視点で進みますので、読者も一緒に少しずつ世界を理解しながら読み進めることができます。
正直、「月の影~」上巻、しんどいです。特に上巻の後半からラスト。くじけそうになります。
ですが、ここで読むのをやめないでください。気力を振り絞って下巻を読んでください。
なぜならば、そう、みんな大好き「彼」が出てくるから。彼の登場でガラッと変わります。しんどさMAXから急浮上します。
それにしてもみんな彼のこと好きすぎですよね。もちろん私も好きです。
「月の影~」を読み終わりましたら、「風の万里 黎明の空」へ。
刊行順では4作目ですが、この作品の主人公のひとりが「月の影~」の主人公・陽子なので、その後の様子が分かってちょっと安心…はできないけど、世界の理解がより進みます。
ちなみに登場人物は爆増します。ちょっと混乱するかと思いきや、あら不思議。全員中国風(一部日本)の名前なので頭に入りやすい。ありがとう漢字。三国志とか水滸伝とか呼んだ経験のある人はたぶんへっちゃらです。
「華胥の幽夢」「丕緒の鳥」は短編集です。
ここで次のおすすめシリーズに行ってもらっても大丈夫なのですが、陽子関連で短編が入っているのでご紹介しておきます。
「華胥~」収録の「書簡」、「丕緒~」収録の「丕緒の鳥」。時系列としては「月の影 影の海」と「風の万里 黎明の空」の間です。
他の巻を読んでからだと楽しめる短編も収録されているので、後回しでもいいかなという感じです。
新刊「幽冥の岸」に合わせて読むなら
新刊は短編集ですが、その表題作の「幽冥の岸」の主人公が中心となる作品がこちらです。
まずは「風の海 迷宮の岸」。主人公はまだ幼い麒麟の泰麒。生まれる前の蝕(嵐のようなもの)により蓬莱国=日本へ流され、そして呼び戻されます。
幼くとも天啓に従い王を選ばなければなりませんが、育ちの特殊さが故に、そして性格が故に、大いに苦悩します。
次は「黄昏の岸 暁の天」。「月の影~」の陽子も主人公のひとりです。王も麒麟も行方が知れず、荒廃する「戴」の女性将軍・李斎が助力を求め、陽子らのいる「慶」へとたどり着きます。なかなか分厚いですが、本当にスーッと読めてしまうこの不思議。十二国記マジック。
ちなみにこの作品に、範国王の呉藍滌と氾麟がでてきます。尚隆とのやりとりが大好きです。
3冊目は「魔性の子」。時系列的には「風の海~」「黄昏の~」にまたがっています。先にも述べたように、一番最初にこの作品が単独で刊行され、物語の後ろで想定された世界や設定が十二国記につながっています。
ホラー小説ですが、ここまで十二国記を読んでいるとホラーというより「風の海~」「黄昏の~」の裏(日本)ではこうなっていたんだなと読めると思います。本来は逆なんですが。ホラー苦手な担当でも十二国記を読んだあとだったので、大丈夫でした。
小休止的な作品として、4冊目は「華胥の幽夢」を挙げました。短編の中で泰麒が主人公となる「冬営」が収録されています。時系列では「風の海~」のあとのお話です。
短編ですのであとから読んでいただいても大丈夫ですが、戴国関連は個人的に重くてしんどいので、こちらを読むと少しほっとします。登場人物がみんなかわいい。
個人的に好きなのは表題にもなっている「華胥の幽夢」です。舞台は「才」です。
そして「白銀の墟 玄の月」、戴国の怒濤を描く、4巻からなる大作です。こちらが十二国記本編の最終作です。
正直読んでいるとつらくなることが多いです。いや十二国記って結構そういうところあるよね…と思いつつ。心して読んでください。
4巻あっても大丈夫です。十二国記なのですぐ読めます(多大なる信頼)。
しんどいぞ...!と思ったら
「月の影~」も「迷宮の~」の流れもちょっとしんどいよねえ…と思ったらこの2冊をおすすめします。この2冊は、主人公たちの性格が明るいというか、強いというか、あっけらかんというか、陰鬱な部分が少ない、そんな空気の作品です。もちろんそこは十二国記なので、重く苦しい部分もあります。
独立したお話ではあるので、どちらの作品から読んでも大丈夫ですが、個人的には「東の~」から読んでもらった方が「図南~」の楽しみポイントが増えます。
そして担当が十二国記で一番最初に読んだのがこの「図南の翼」です。当時シリーズであることを知らなかったので、ホワイトハート版の表紙にいる気の強そうな女の子がかわいいな、と思って手に取ったのが始まりです。
主人公は、王が斃れて久しい「恭」に住む豪商の娘・殊晶です。王がいないと国は荒れます。なのに周りの大人はだれも行動しない。
「大人が行かないのなら、あたしが行くわ」
殊晶はひとり蓬山をめざします。かっこよすぎる。
もうあとは…読んでください!!
シリーズとしては3作目に刊行された「東の海神 西の滄海」、主人公はここまで読んできたらわかる「あんたら出すぎじゃね?」の「雁」のおふたりです。
「月の影~」の時点では2番目に長く国を治めている主従のなれそめ(?)や過去を、親子のような兄弟の物語のような、ブロマンスみをも感じながら読む作品です。
個人的に雁の家来たちが大好きです。
最後に
ここまでスクロールしていただいた方、本当にありがとうございます。
かなり控えたのに文字数がえらいことになってしまいました。申し訳ありません。
ということで9月17日が楽しみですね!(唐突)
なお、8月上旬より順次、店頭で「ぷっくりシールがもらえる既刊全点フェア」を開催いたします!
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開始時期は店舗によって異なりますので、気になる方は直接店舗へご確認ください。またシールはなくなり次第終了となりますのでご了承ください。
リンク先の新潮社HPにてシールの画像を見ていただければわかりますけど、みんな大好き「彼」がいっぱいです。かわいい。みんな好きすぎ。でもわかる。かわいい。
さあ、この夏から秋にかけてはぜひ十二国記に沼りましょう!!
【書いた人】SNS担当・U
【コメント】推しがいるってすばらしい、を体感する今日この頃















