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紙上健吾さん小説紹介『本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件』

2026年9月18日 投稿
@kengo_book

こんなに短くて小さいのに、〝全てに意味がある〟前代未聞の小説 なんとA7サイズという、世界最小級の本格ミステリです。 わざわざA7サイズにしている意味とは? 実際に読んで確かめてください! 『本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件』 白井智之 著 出版社:実業之日本社 #本の紹介 #おすすめの本 #小説 #小説紹介

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本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件

著者名
白井智之/著
出版社名
実業之日本社
税込価格
660円

【スタッフのつぶやき】

『口に関するアンケート』
『目が』
に続き、3冊目のA7サイズの豆本とも呼ばれる本のレビューです。

誰ですか?
読むのが楽だから選んだのだろう、等と痛いところを突くのは。
プンスカっプンプンっ!
そういうのは、思っていても黙っておくのがやさしさです。やさしさライセンスです。

数カ月前に
「皆さんは、もう
映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
ご覧になりましたか?」
等と書いてしまったがために、自分に映画を見に行くのを課すことになり、そのために予習として本(上下2冊)を読むことになってしまったくらい、ちゃんと時間を使ってます。もう読むのしんどいです。もういやです。りえこおうち帰りたい。

本来は、5章まで読んであとは映画を観る予定でした。YouTubeで「5章まで読んであとは情報を仕入れないで映画を観たほうが良い」とお勧めに流れてきたからです。ところが気がついたら映画上映は終わっており、ただ単に自分に勝手に課した約束のために2冊の本を読むという事態なのであります!

そう言えば、最近映画で賛否両論だったケロロ軍曹でも言う「〜であります」と言う口調は軍隊や警察の言葉だと思っていました。ところがwikiによると
――――――――――
「〜であります」という表現は、元々は山口県(長州)の方言(山口弁)が起源とされています。明治時代に長州藩出身者が多くいた日本陸軍で使われるようになり、それが軍隊用語や共通語の丁寧表現として広がりました。
――――――――――
とありました。
驚き、桃の木、山椒の木、ブリキにタヌキに洗濯機。
知らず知らずのうちに方言が標準語化しているのが他にもあるかもしれませんね。

それはともかく、
本書は、文庫本より小さいA7というサイズの本です。
昔、20~30年くらいまえ、結構大量にこのサイズの本が発行された記憶があるのです。すぐそのシリーズは消えてしまいました。
検索してもうまく出てこないので、詳細は分かりませんが。

今回3冊読んで観て、改めてこのフォーマットのメリットデメリットを感じました。
題して、新・3大豆本メリット

ここで先ず有権者に訴えたいのは、
メリットは小さいのでポケットにも入る。以上、ということなのであります!

そして、どうせスマホ持ってるし、スマホで解決するし、スマホは手放せないのだから、メリット効果は結局ほぼ無し。

さらに、デメリットは、長編は収録できない。短編になってしまう。
これには、書店としては全く期待できないと言わざるを得ないのであります!

(まあ、一旦おちついて・・・)

 

ところが、この3冊は実にこのフォーマットに適した内容になっています。まずホラーは、説明し切らないことが効果を増幅します。孫氏の兵法でも、敵に自軍の実態を明らかにしないことが重要としています。だから古代中国では数倍から10倍以上の軍隊だと喧伝して回って、敵に恐れさせ「勝てない」と思わせたかったわけです。ホラーは得体の知れなさ理由の分からなさが、非常に相性が良いわけです。
次に本書は、星新一のショートショート小説に近いジャンルと内容です。ミステリとSFが混ざっており、これらも説明し切らない謎が楽しみの一部です。著者は東北大学でSF・推理小説研究会に所属しておられたそうですので、正にという感じです。

ですので、このフォーマットに今後の可能性を感じるかというと微妙ですが、著者の白井智之先生の他の本を3倍読みたくなってきたのであります!

 

(スタッフ:杜ロロ宣之酒造)

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