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グラフィティはアートか?バンクシーのネズミが教えてくれること

2020年11月17日 投稿

【ワーキング・クラスヒーロー】

世界一有名な正体不明の覆面アーティスト

今、世界で最も注目されているアーティストは?という問いに、多くの人は「バンクシー」と答えるのではないでしょうか。
バンクシーの作品は世界中で高値で取引をされ、バンクシーの一挙手一動がニュースとして世界を駆け巡ります。ではなぜ、そこまで人々はバンクシーの作品に魅了されるのでしょうか。

パンキッシュ・グラフィティ・ライター

本著では、バンクシーがストリートアーティストとして活動を始めてから現在に至るまでを丁寧に説明されています。

アメリカで誕生したヒップホップカルチャーの中の“グラフィティー”ですが、バンクシーの作品や活動に込められたイギリス特有の反骨精神やブラックユーモアにより、難解な現代美術という枠を飛び越えポップカルチャーとして、世界を席巻します。

ネズミが教えてくれること

2019年1月、小池百合子東京都知事がTwitterに東京都港区の防潮堤で発見されたバンクシーの『ネズミの絵』を写真入りでツイートし、ニュースやワイドショーでも多く取り上げられました。
このことにより、日本でのバンクシーの知名度が上がると同時に、グラフィティが「落書き」か「アート」か、またグラフィティという行為の「非合法性」と「表現の自由」について今でも議論されています。

実はこのネズミ、2002年にバンクシーが来日した際に描かれたもので、大騒ぎになった2019年までの17年間東京の片隅で生き続けてきたとのこと。また、ネズミの存在は、地元の人々には早い段階から認知(共存)していたのだそうです。

誰にも迷惑をかけず、町に溶け込みひっそり生き残ったネズミはまさに、バンクシーからのメッセージそのものなのかもしれません。

書いた人:熊猫(よもぎ店)

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バンクシー アート・テロリスト

著者名
毛利嘉孝/著
出版社名
光文社
税込価格
1,078円

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