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春の文芸書祭り《第64回 三洋堂書店便り》

2023年4月7日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

お花見は行かれましたか?
今年は去年よりもあたたかくなるのが早かったので、桜の開花も早いようですね。縁側でお茶飲んでしずしず、あ、ぽかぽかすぎてもうだめ、昼寝しよ……なんてことを繰り返しているとあっという間に初夏がやってきますので、みなさまお花見はお早目に。
ちなみに、我が家では私を除いた家族全員が花粉症のため、春といえば桜よりも保湿成分入りのやわらかティッシュです。いかに特売の日にやわらかティッシュを買い漁るか……近所のドラッグストア、いつも定期的に5倍ポイントキャンペーンとかやってくれて本当にありがとう。ワタシ、涙が出ちゃう。

それはさておき。
4月は村上春樹先生・東野圭吾先生の新刊に、本屋大賞と文芸作品の目玉タイトルが多く、書店業界はお祭り騒ぎです!
本屋大賞受賞作はまだ未発表ですが、今年は本屋大賞20周年ということもあり、歴代受賞作の読み直しもおすすめ!
ご紹介しますので、4月はぜひ三洋堂書店へお越しください!


村上春樹 6年ぶりの最新長編1200枚

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街とその不確かな壁

著者名
村上春樹/著
出版社名
新潮社
税込価格
2,970円

その街に行かなくてはならない、なにがあろうと――。
〈古い夢〉が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された“物語”が深く静かに動きだす。

魂を揺さぶる純度100パーセントの村上ワールド。


その木に祈れば、願いが叶う

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クスノキの番人

著者名
東野圭吾/著
出版社名
実業之日本社
税込価格
990円

恩人の命令は、思いがけないものだった。

不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。
そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。
心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が待っていて玲斗に命令する。
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と……。
そのクスノキには不思議な言伝えがあった。

50万部突破の東野圭吾作品、待望の文庫化です!


第1回 本屋大賞受賞作

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博士の愛した数式

著者名
小川洋子/著
出版社名
新潮社
税込価格
693円

ぼくの記憶は80分しかもたない。
博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい"家政婦。
博士は“初対面"の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。
数字が博士の言葉だった。
やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。

本屋大賞の歴史はここから始まった。
今読んでも色あせない、あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。

2023年度の本屋大賞は、4/12(水)発表です!




書いた人:一般書・文庫バイヤーM
イラスト:nocconokko

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