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”物語” でこころをほっとあたためる 《第26回 三洋堂書店便り》

2021年9月15日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

少しずつ秋めいてきて、朝夕が涼しくなってきましたね。
朝は通勤ラッシュの時間帯を避けて、朝焼け頃の電車に乗るのですが、ラジオの「ZIP-FM」をバックミュージックに、心があったかくなる小説やマンガを読むのが、私の「秋の読書」の最高の楽しみ方です。

ラジオから懐メロなんか流れてきた日にゃあすぐにえぐえぐ涙ぐんでしまいます。

ちなみに、今までで一番涙腺崩壊した曲は、イルカさんの「なごり雪」。
恋愛小説を読みふけっていたら、唐突に流れてきて大号泣しました。
隣の席のOLさんに心配されてめちゃくちゃ恥ずかしかった思い出が…。


それはさておき。
今週は読むと心がほっこりする今注目の作品をご紹介します!

圧巻のイラストで読む、人生寓話

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ぼくモグラキツネ馬

著者名
チャーリー・マッケジー/著 川村元気/訳
出版社名
飛鳥新社
税込価格
2,200円

ぼくは、モグラとキツネと馬と、旅に出た。
そこで見つけた本当の“家"とは。

少年とモグラ、キツネ、馬の冒険と心の交流を美しいイラストとともに描いたアート絵本“THE BOY, THE MOLE, THE FOX AND THE HORSE"の日本語版。

イラストや名言はSNSで無数にシェアされ続け、コロナ禍のイギリス、アメリカで人々の希望をつなぐ社会現象になった“奇跡の一冊"です。

あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?

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さよならも言えないうちに

著者名
川口俊和/著
出版社名
サンマーク出版
税込価格
1,540円

「最後」があるとわかっていたのに、
なぜそれが「あの日」だと思えなかったんだろう——。

とある町の
とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座るとその席に座っている間だけ
望んだ通りの「時間」に移動ができるという

喫茶店の名前は、フニクリフニクラ

この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった心温まる四つの奇跡

シリーズ第1作『コーヒーが冷めないうちに』もあわせてぜひどうぞ。

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コーヒーが冷めないうちに

著者名
川口俊和/著
出版社名
サンマーク出版
税込価格
1,430円

「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」
不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。

もう一度見て、もっと泣く――。

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そして、バトンは渡された

著者名
瀬尾まいこ/著
出版社名
文藝春秋
税込価格
847円

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。

10/29(金)に映画公開も予定されている、大絶賛の2019年本屋大賞受賞作です。




書いた人:一般書・文庫バイヤーM
浅田次郎先生の名短編集『鉄道員(ぽっぽや)』の一遍「ラブレター」が大好きです。

三洋堂書店便りは毎週水曜日更新。
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