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春の読書応援 《第75回 三洋堂書店便り》

2024年3月8日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

お店で売場の変更作業をするために電車移動する時があるのですが、ワンマン電車に乗る機会が多く、けっこうドキドキします。
別に乗り慣れていないわけでもないのですが、「降りられるお客様は先頭車両の一番前のドアから」というようなアナウンスが流れると、小心者なので降りる手前の駅から一番前のドアに張り付いておくか、それともホームが見えたあたりから移動して「俺、乗り慣れてるぜ」感を出すべきか迷ったりします。見栄っ張りの阿保ですね。
ちなみに、養老鉄道(岐阜-三重)を夜中に始発から終点まで乗り倒すという経験も数回あるのですが、途中で自分以外の乗客が誰もいなくなる区間に入ると、映画「千と千尋」の世界に入り込んだかのような不思議な雰囲気があっておすすめです。ただ自分の場合、電車での長距離移動中は孤島などでどんどん人が減っていくタイプのクローズドミステリを読んでいることが多いので、薄暗い無人駅に着いて扉が開く度にドキドキしてしまうのですが。

それはさておき。
春の読書応援ということで、今回は店頭でおすすめしている企画商品と名著をご紹介します!


5書店文庫コラボ企画第5弾!

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白砂

著者名
鏑木蓮/著
出版社名
双葉社
税込価格
785円

春の読書応援企画として、地元に根を張る5つの書店で「本好き書店員が書店の壁を越えておすすめする本」をテーマに、現在売場でイチオシしている1冊です!

予備校生、高村小夜が一人暮らしのアパートで殺害された。出入りが目撃された中年男性が捜査線上に浮かぶ。
心の動きに捜査の主眼を置く下谷署の目黒は、小夜を知るにつれ、援助交際の線を捨てて事件に迫った。
小夜が歌に詠んだ故郷、京都府の山村で目黒が掴んだ事実とは。
哀しい真相が隠された、切なさ溢れるミステリー。


三洋堂書店+三笠書房で6倍おすすめする本

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マンガ版ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術

著者名
ゆうきゆう/著 Jam/マンガ
出版社名
三笠書房
税込価格
1,320円

三洋堂書店65周年企画として、専用帯付きで店頭でおすすめ中の1冊!

「言い返したい! でも、言い返せない……」
そんな悔しい思いをしているすべての人へ!
「コミュニケーション能力」に自信がつく方法を、ネコの「ゆうきみゅう先生」が、やさしく、ときにはビシッと教えます!

春といえば、この一冊

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思考の整理学

著者名
外山滋比古/著
出版社名
筑摩書房
税込価格
693円

春といえば名著ということで、今年もこの本をおすすめする季節がやってまいりました!

「東大・京大で1番読まれた本」として知られ、刊行以来40年以上読み継がれる〈知のバイブル〉。
287万部突破の大ロング&ベストセラーのnお初めて増補改訂版です!
2009年の東京大学での特別講義を新たに収録し、文字を大きく読みやすくなりました。

自分の頭で考え、アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法とは?
――広い視野とシャープな論理で知られる著者が、自らの体験をもとに提示する恰好の「思考法」入門書。





書いた人:一般書・文庫バイヤーM
イラスト:nocconokko

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