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4月のイチオシ文庫3選《第76回 三洋堂書店便り》

2024年4月12日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

先日、枕を買い替えました。
ここ数ヶ月間肩凝りが酷く、寝る前のストレッチ時間を増やしても治らず、眼精疲労を疑ってキュー〇ーコーワⅰプラスを飲んでも治らず、枕が合っていないのでないかという結論に至り、買い替えることになりました。
最近はホテル仕様の柔らか枕なるものも低価格で販売されており、イオンモールの寝具売場が天国に見えてしまいました。
ジャストフィットするピローに包み込まれる安心感。これで肩凝りともおさらばだッ! と意気込んで眠りについたのですが、見たのは大量のゾンビに置きかけられる夢(商品仕入れの締切に追われている時によく見るやつ)で、起きると汗びっしょり、これから肩凝りが解消されていくのかよくわからん状態です。
そもそも肩凝りは単なる加齢によるものかもしれませんが、現実を見たくないので、断固として認めません。


それはさておき。
今回は、4月におすすめの「文庫」3作品をご紹介します!

これが本当の大どんでん返し!

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白鳥とコウモリ 上

著者名
東野圭吾/〔著〕
出版社名
幻冬舎
税込価格
880円

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白鳥とコウモリ 下

著者名
東野圭吾/〔著〕
出版社名
幻冬舎
税込価格
880円

二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。
捜査線上に浮かんだ倉木達郎は、一九八四年に愛知で起きた金融業者殺害事件と繋がりがある人物だった。​
そんな中、突然倉木が二つの事件の犯人と自供。事件は解決したと思えたが。​
「あなたのお父さんは嘘をついています」。​
被害者の娘と加害者の息子は、互いの父の言動に違和感を抱く。

東野圭吾先生の新たなる最高傑作、待望の文庫化です!


一日コラーゲンの抽出を見守るような仕事はありますかね?

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この世にたやすい仕事はない

著者名
津村記久子/著
出版社名
新潮社
税込価格
825円

「一日コラーゲンの抽出を見守るような仕事はありますかね?」
ストレスに耐えかね前職を去った私のふざけた質問に、職安の相談員は、ありますとメガネをキラリと光らせる。
隠しカメラを使った小説家の監視、巡回バスのニッチなアナウンス原稿づくり、そして ……。

社会という宇宙で心震わすマニアックな仕事を巡りつつ自分の居場所を探す、共感と感動のお仕事小説。


「定年小説」の傑作

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定年オヤジ改造計画

著者名
垣谷美雨/著
出版社名
祥伝社
税込価格
814円

大手石油会社を定年退職した庄司常雄。悠々自適の老後を夢見ていたが、良妻賢母だった妻は「夫源病」を患い、娘からは「アンタ」呼ばわり。
気が付けば、暇と孤独だけが友達に。
そんなある日、共働きの息子夫婦から孫二人の保育園のお迎えを頼まれ……。
崖っぷちオヤジ、人生初の子守を通じて離婚回避&家族再生に挑む!

長寿時代を生き抜くヒントが詰まった「定年小説」の傑作。





書いた人:一般書・文庫バイヤーM
イラスト:nocconokko

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