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第167回 芥川賞は高瀬 隼子『おいしいごはんが食べられますように』、直木賞は窪 美澄『夜に星を放つ』が受賞!

2022年7月21日 投稿

2022年7月20日、第167回芥川龍之介賞と直木三十五賞が発表されました。

芥川賞は高瀬 隼子さんの『おいしいごはんが食べられますように (講談社)』 (群像1月号 掲載)
直木賞は窪 美澄さんの『夜に星を放つ( 文藝春秋)』が選ばれました。

 

芥川龍之介賞・直木三十五賞は、公益財団法人日本文学振興会(※1)が主催している文学賞。
文藝春秋の創業者、菊池寛(※2)が昭和10年に制定しました。

芥川賞は雑誌(同人雑誌を含む)に発表された、新進作家による純文学の中・短編作品の中から選ばれます。
直木賞は新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)のなかから選ばれます。

※1・・・日本文学振興会:芥川龍之介賞、直木三十五賞、菊池寛賞、大宅壮一ノンフィクション賞、松本清張賞を主催する公益財団法人

※2・・・菊池寛(明治21年~昭和23年):小説家、劇作家、ジャーナリスト。代表作は『真珠夫人』

 

 

芥川賞 高瀬 隼子『おいしいごはんが食べられますように』

高瀬 隼子
1988年生まれ。愛媛県新居浜市出身。立命館大学文学部卒。2019年『犬のかたちをしているもの』で第43回すばる文学賞を受賞しデビュー。

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《作品紹介》

「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」
心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。
ままならない人間関係を、食べものを通して描く傑作。
(公式紹介文より抜粋)

▼作品リスト

犬のかたちをしているもの(集英社)』第43回すばる文学賞受賞

水たまりで息をする(集英社)』 第165回芥川賞候補

その他の作品はこちらから

 

 

直木賞 窪美澄『夜に星を放つ』

窪 美澄
1965年生まれ。フリーの編集ライターを経て、2009年「ミクマリ」で、第8回女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞しデビュー。受賞作をを収録した『ふがいない僕は空を見た』で第24回山本周五郎賞を受賞。同作は本屋大賞第2位、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位。

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《作品紹介》

かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。

コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。学校でいじめを受けている女子中学生と亡くなった母親の幽霊との奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」、父の再婚相手との微妙な溝を埋められない小学生の寄る辺なさを描く「星の随に」など、人の心の揺らぎが輝きを放つ五編。

(公式紹介文より抜粋)

▼作品リスト

ふがいない僕は空を見た(新潮社)』第24回山本周五郎賞受賞

晴天の迷いクジラ(新潮社)』第3回山田風太郎賞受賞

トリニティ』第161回直木賞候補、第36回織田作之助賞受賞

その他の作品はこちらから

 

 

第167回 芥川賞・直木賞 候補作

芥川賞候補作

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家庭用安心坑夫

著者名
小砂川チト/著
出版社名
講談社
税込価格
1,540円

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ギフテッド

著者名
鈴木涼美/著
出版社名
文藝春秋
税込価格
1,650円

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N/A

著者名
年森瑛/著
出版社名
文藝春秋
税込価格
1,485円

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あくてえ

著者名
山下紘加/著
出版社名
河出書房新社
税込価格
1,650円

直木賞 候補作

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絞め殺しの樹

著者名
河崎秋子/著
出版社名
小学館
税込価格
2,200円

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爆弾

著者名
呉勝浩/著
出版社名
講談社
税込価格
1,980円

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女人入眼

著者名
永井紗耶子/著
出版社名
中央公論新社
税込価格
1,870円

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スタッフロール

著者名
深緑野分/著
出版社名
文藝春秋
税込価格
1,870円

▼過去の受賞作はこちらから

第166回 芥川賞・直木賞
芥川賞 砂川 文次『ブラックボックス
直木賞 米澤 穂信『黒牢城
今村 翔吾先生『塞王の楯

⇒紹介記事はこちらから

第165回 芥川賞・直木賞
芥川賞 石沢 麻依『貝に続く場所にて
    李 琴峰『彼岸花が咲く島
直木賞 佐藤 究『テスカトリポカ
    澤田 瞳子『星落ちて、なお

⇒紹介記事はこちらから

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