@kengo_book 五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。 一二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会い、二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。 そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。 しかし、その屋敷にはある秘密があった。 読むだけじゃ駄目なのか。 それでも小説を読む。 小説を読む。 読む。 宇宙のすべてが小説に集まる。 #本の紹介 #おすすめの本 #小説 #小説紹介 #PR ♬ オリジナル楽曲 - けんご📚小説紹介

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小説
- 著者名
- 野崎まど/著
- 出版社名
- 講談社
- 税込価格
- 2,145円
【スタッフのつぶやき】
なぜ小説を読むのか?
なんて聞かれたことも考えたこともありませんでした。
ただ面白かったから、です。
子供のころなら、ローラ・ワイルダー『大草原の小さな家』、 野火晃『消えたぼくをさがせ』、 宮沢賢治『注文の多い料理店』、コナンドイル、星新一、 高千穂遙、眉村卓、小松左京、アイザック・アシモフ
大人になってからは、司馬遼太郎、北方 謙三、宮城谷昌光、芝豪、陳舜臣・・・
役に立つとかどうでもよくね?的に思っていました。
ただ、大人になって一旦小説は読まなくなっていました。ビジネス書やハウツー本さえ読んでればいいと思ってました。
しかしある年インフルエンザで数日間何もできないけど目は動く間に、暇つぶしに何でもよくて適当に読む気もない本を買って読んでいました。
そのとき、久しぶりに読んだ小説で、思ったより視点の切り替えによる他者の考え方の違いや対立の描写に少し驚きました。
「あれ?自分は客観視という点が弱いのではないか?」
と思うくらい、話の筋より立場の違いを描いたところが気になりました。
まあ、これも「面白い」の一種だとも言えますが、頭を柔らかくするのに良いとも思いました。
そこから、結果的に小説を読むのを再開しました。
別件で、小説とは違いますが、昔「トイストリー」のピクサーの長編アニメ二作目の「バグズライフ」という映画がありました。
蟻の映画です。
アリですよ。アリ。いや、モハメドじゃなくてですね。
なんで、人間じゃなくてアリの話を見なきゃなんのだと思いスルーしました。トイストーリーはまだオモチャの人形だから、人っぽいから、感情移入の仕様もあります。でも小学生の昆虫博士じゃないんだから、アリの人生、違ったアリの蟻生に興味なんか湧きません。
あのちゃんなら「ファーブルじゃねんだからよ」とでも言いそうです。
でも、ウィキペディアによると、日本でも販売ビデオは120万本売れたそうです。
なんでもきっかけは
トイストーリーのスタッフの会話らしく
↓
それから虫の生態リサーチして
↓
その99パーセントを捨てて
↓
キャラクターの性格を掘り下げることに注力した
のだそうです。
「99パーセント捨てんのかよ!」「アリの性格なんか無いじゃん!」
と一瞬は思ったのですが、まあトイストーリーだってオモチャだし、日本だってアンパンやばい菌がしゃべってますから他人の事は言えませんが。
ともあれ、何にでも人格を与え描写したくなるってことは、
やっぱ自分たち人間のことを考えたいんだろうな。
仕事だと「いかに自分事にするか」が大事ですが、
小説なんかも「自分の事かと思った」という感想があったりします。
一言で言うと内省とか内観になるのでしょうか。
それを
「やばい」とか
「面白い」の一言ですませちゃってたなぁ、というのが今月の反省です。
では、けんごさんが、
「質問の答えをあらかじめ準備した上で読んでみてください」
とおっしゃってるので、
「ファーブルじゃねんだからよ」と頭の片隅で思いつつ読んでみます。(違います)
あ、あと、この本は2025年の本屋大賞にノミネートもされた様なので、皆さんも本屋大賞ノミネートコーナーを探してみてくださいねー。