【出版社の方がやってきた】
中津川店のロウランです。
少し前に、中津川店にとある出版社の方が営業に訪れました。
その出版社は風媒社。三洋堂ではときたま地元を題材にしたフェアなどでお手伝いいただいている出版者様です。街道や古地図に興味が深い方はご存じかと思います。
その方が持ち込んできたのは『中津川労音』。名前からして地元本らしく、その時点で私の興味を引いていました。
『中津川労音』の内容は一言でいえば、機関誌。50年ほど前に中津川市ないし東濃地区の文化実践について多大な影響を与えた労音の機関誌の復刻と、その解説、論証からなる資料本です。
【50年前、中津川は日本のフォークの中心だった】
さて、50年前、中津川では大きな音楽の祭典が開かれていました。
その名も、『全日本フォークジャンボリー』。中津川市の椛の湖で行われたフォークの野外コンサートでした。
今でこそ野外ライブはありふれていますが、当時は非常に珍しく(というより調べた限りほぼ初めてに近かったよう)、素晴らしいイベントだったようです。
全国各地からフォークシンガーが中津川へとやってきて、椛の湖の湖畔で歌を聞かせてくれる。今ほど交通も発達していない中、そんなイベントができたとはすごいことです。
出演者を見てみると、赤い鳥や吉田拓郎さんなど、私でも知っているようなフォークの大家の名前が。
当時を知っている方には懐かしく、知らない方にも驚きを与えてくれるような、そんな本となっています。
【中津川市民には見てほしい!】
特に地元の方に見ていただきたいのが、広告欄!
当時、中津川などにあったお店の広告が載っているので懐かしいと感じられるのではないでしょうか?
ほかのスタッフに見せたら「あっ! 知ってる!」と声を上げていました。残念ながら私は中津川育ちではないので共有できませんでしたが……。卒業アルバムのようにみんなで見るのが楽しい御本だと思います。
【さいごに】
興味を持たれた方は是非三洋堂書店中津川店またはルビットタウン中津川店他、美濃地方の三洋堂書店でお求めください!
中津川市の非公式ゆるキャラ、にゃかつがわ君も買ってくれました!!
ありがとう!!
中津川は遠いけどほしい! という方もご安心を。
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復刻資料「中津川労音」 1960年代における地域の文化実践の足跡を辿る
- 著者名
- 東谷護/編著
- 出版社名
- 風媒社
- 税込価格
- 3,520円
書いた人
中津川店 ロウラン
普段はラノベやプラモなどオタク向け商品を担当しています。