今年も三洋堂書店をご利用いただきありがとうございます。三洋堂サイト・SNS担当のUです。
2025年の三洋堂年間ベストを発表いたします!
こちらでは
「文芸書」
「文庫(日文)」
「ビジネス書」
をそれぞれ発表いたします!
ぜひご覧ください。
目次
三洋堂年間ベスト2025【文芸書】
第1位
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カフネ
- 著者名
- 阿部暁子/著
- 出版社名
- 講談社
- 税込価格
- 1,870円
2025年本屋大賞受賞作。
例年本屋大賞受賞の作品は非常に販売が好調なのですが、この作品も例にもれず非常に人気が高い作品となりました。
やさしくせつない物語が心を揺さぶります。
【あらすじ】
最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。
実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。
食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。
第2位
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謎の香りはパン屋から
- 著者名
- 土屋うさぎ/著
- 出版社名
- 宝島社
- 税込価格
- 1,650円
2025年『このミステリーがすごい』大賞受賞作。
読んでいるとなんだかパンの香りがしてくる(そしておなかがすく)作品です。
【あらすじ】
大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉(ギリシャ語で「美味しい」という意味)でアルバイトをしている大学一年生の市倉小春。
そこに持ちこまれる数々の謎を解決する小春の推理と活躍! 焼きたてのパンの香り漂う〈日常の謎〉連作ミステリー!
第3位
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近畿地方のある場所について
- 著者名
- 背筋/著
- 出版社名
- KADOKAWA
- 税込価格
- 1,430円
夏に映画化もされたドキュメンタリー風のホラー(モキュメンタリー)作品です。
SNSで話題になり、本になり、映画になり、そのたびに販売を伸ばしてきました。
文庫化もされましたが、なんと単行本とは中身が異なるということで、2冊買いされた方も多いことでしょう。
【あらすじ】
情報をお持ちの方はご連絡ください
近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。
第4位
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マスカレード・ライフ
- 著者名
- 東野圭吾/著
- 出版社名
- 集英社
- 税込価格
- 2,200円
映画化されている東野圭吾の「マスカレード」シリーズ最新刊。
シリーズですがこの本から読んでも大丈夫です。
【あらすじ】
ホテル・コルテシア東京で開催されることになった、『日本推理小説新人賞』の選考会。
当日、文学賞受賞の候補者として、ある死体遺棄事件の重要参考人が会場に現れる!?
警視庁を辞め、コルテシア東京の保安課長となった新田浩介が、お客様の安全確保を第一に新たな活躍をみせる!
第5位
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架空犯
- 著者名
- 東野圭吾/著
- 出版社名
- 幻冬舎
- 税込価格
- 2,420円
昨年文庫の年間TOP5に入った『白鳥とコウモリ』のシリーズ作品です。
ネットではいろいろなご意見もありますが…事件の裏にある様々な人物とその心情背景が明かされていくのは面白いと思います。
【あらすじ】
「まるで幽霊を追いかけているようだ」
焼け落ちた屋敷から見つかったのは、都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。
華やかな人生を送ってきた二人に何が起きたのか。
「誰にでも青春があった。
被害者にも犯人にも、
そして刑事にもーー。」
6~10位はこちら
| 順位 | 出版社 | 書誌名 | 著者 |
| 6位 | 双葉社 | 二人一組になってください | 木爾チレン |
| 7位 | 新潮社 | 成瀬は天下を取りにいく | 宮島未奈 |
| 8位 | 小学館 | アルプス席の母 | 早見和真 |
| 9位 | スターツ出版 | すべての恋が終わるとしても | 冬野夜空 |
| 10位 | 東京創元社 | 禁忌の子 | 山口未桜 |
三洋堂年間ベスト2025【文庫(日文)】
第1位
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国宝 上
- 著者名
- 吉田修一/著
- 出版社名
- 朝日新聞出版
- 税込価格
- 880円
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国宝 下
- 著者名
- 吉田修一/著
- 出版社名
- 朝日新聞出版
- 税込価格
- 880円
映画のヒットに合わせ本書もどんどん人気が出て気が付いたら下半期どころか年間トップになっていました。
映画では省略されたあれこれが小説にはあったりと、映画から入っても手が止まらない…。
【あらすじ】
1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」――侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄。
任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。
舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。
血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?
朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ、著者渾身の大作。
第2位
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成瀬は天下を取りにいく
- 著者名
- 宮島未奈/著
- 出版社名
- 新潮社
- 税込価格
- 693円
2024年本屋大賞受賞作が文庫になって発売されました。
成瀬は強い…!どれくらい強いかというと11/29(土)に発売された最新刊が11月の文芸書売上1位(三洋堂書店の)になるほどです。
【あらすじ】
中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。
今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない!
第3位
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マスカレード・ゲーム
- 著者名
- 東野圭吾/著
- 出版社名
- 集英社
- 税込価格
- 990円
文芸書4位に入った「マスカレード・ライフ」の前作です。
登場人物が多いので整理しながら読まないとこんがらがる(のは私だけですかね…)のですが、重いテーマにもかかわらずどんどん読み進めていくことがでます。
【あらすじ】
解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。
共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。
捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。
警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する――。
第4位
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青い壺 新装版
- 著者名
- 有吉佐和子/著
- 出版社名
- 文藝春秋
- 税込価格
- 847円
『文藝春秋』1976年1月号〜1977年2月号に連載された、全13話からなる連作短編集です。
半世紀も前の作品ですが、NHKの「おはよう日本」などで話題となりヒットしました。
人間って昭和だろうが令和になろうが、基本そんなに変わらないんだなあとか思ったり…。
【あらすじ】
シングルマザーの苦悩、すれ違う夫婦、相続争いに悩む娘の言葉を聴いてドキリとする親…
人間の奥深く巣食うドロドロした心理を小気味よく、鮮やかに描き出す絶品の13話の中にはあなたの知っている人が必ずいます。
「誰かと語り合いたくなる」—-壺にハマる人、ますます増えています!
第5位
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一次元の挿し木
- 著者名
- 松下龍之介/著
- 出版社名
- 宝島社
- 税込価格
- 900円
2025年第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作。
ネットで話題となりあれよあれよという間に販売が増していきTOP5入りとなりました。
一気読み必至です。
【あらすじ】
ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。
大学院で遺伝学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。
不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談しようとするも、石見崎は何者かに殺害される。
古人骨を発掘した調査員も襲われ、研究室からは古人骨が盗まれた。
悠は妹の生死と、古人骨のDNAの真相を突き止めるべく動き出し、予測もつかない大きな企みに巻き込まれていく--。
6~10位はこちら
| 順位 | 出版社 | 書誌名 | 著者 |
| 6位 | 光文社 | ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 | 東野圭吾 |
| 7位 | 講談社 | 汝、星のごとく | 凪良ゆう |
| 8位 | 双葉社 | 変な絵 | 雨穴 |
| 9位 | 新潮社 | #真相をお話しします | 結城真一郎 |
| 10位 | 講談社 | 方舟 | 夕木春央 |
三洋堂年間ベスト2025【ビジネス書】
第1位
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本当の自由を手に入れるお金の大学
- 著者名
- 両@リベ大学長/著
- 出版社名
- 朝日新聞出版
- 税込価格
- 1,650円
【内容】
142万部突破の『お金の大学』が超・パワーアップ!「新NISA」などの金融制度にも完全対応。
さらに「証券口座やクレカ、銀行などの選び方」「超危険な金融商品リスト」など、新規内容も50ページ以上追加。
実践しやすいお金の教養がてんこ盛りの一冊!
第2位
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ハーバード、スタンフォード、オックスフォード…科学的に証明されたすごい習慣大百科 人生が変わるテクニック112個集めました
- 著者名
- 堀田秀吾/著
- 出版社名
- SBクリエイティブ
- 税込価格
- 1,760円
【内容】
仕事、ダイエット、健康管理、勉強、目標達成…すべて成功のカギは「習慣化」にあります。
しかし間違った習慣を身につけてしまったらその代償は大きくなってしまいます。
何をどう習慣化すればいいか、そのために重要になるのが「エビデンス」です。
・もし「A」をしたら「B」をすると、あらかじめ決めておく
・選択肢は必ず「3つ」用意しておく
・常にポジティブな言葉を使う―つらさに対する耐性が高まる
・52分間作業して、17分休憩する―生産性が高まるetc.
本書は、ハーバード、スタンフォード、オックスフォード…などの研究機関において証明されたテクニックを100個紹介。
見開き図解入りでわかりやすい。気になったテクニックからはじめられ、情報収集のためにも役立ち、また読みものとしても楽しめる一冊です。
第3位
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頭のいい人が話す前に考えていること
- 著者名
- 安達裕哉/著
- 出版社名
- ダイヤモンド社
- 税込価格
- 1,650円
【内容】
どれだけ考えても、伝わらなければ意味がない。
でも、話し方のスキルだけでは、人の心は動かせない。
コンサルで叩き込まれたのは、人の心を動かす、思考の「質」の高め方でした。
本書は「頭のいい人」が何をどう考えているかを明確にし、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授します。
第4位
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DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
- 著者名
- ビル・パーキンス/著 児島修/訳
- 出版社名
- ダイヤモンド社
- 税込価格
- 1,870円
【内容】
全米注目のミリオネアが教える、究極のカネ・人生戦略。
「今しかできないことに投資する」「タイムバケットにやりたいことを詰め込む」「若いときにはガレージから飛び降りる」……など、人生を豊かにするために、私たちが心に刻むべき9つのルールを紹介。
若ければ若いほど、人生の景色をガラリと変えられる一冊。
第5位
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嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
- 著者名
- 岸見一郎/著 古賀史健/著
- 出版社名
- ダイヤモンド社
- 税込価格
- 1,760円
【内容】
フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人、アドラー。
日本では無名に近い存在ですが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。
本書では、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。
6~10位はこちら
| 順位 | 出版社 | 書誌名 | 著者 |
| 6位 | ダイヤモンド社 | 5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法 | kenmo |
| 7位 | ダイヤモンド社 | 人生は気分が10割 最高の一日が一生続く106の習慣 | キム・ダスル |
| 8位 | ダイヤモンド社 | コンサル時代に教わった仕事ができる人の当たり前 | 西原亮 |
| 9位 | すばる舎 | いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才 本当に大事なことだけをして、毎日を充実させるシンプルな考え方 | 今井孝 |
| 10位 | インプレス | 世界の一流は「休日」に何をしているのか 年収が上がる週末の過ごし方 | 越川慎司 |
取次発表の年間ベスト
出版取次の株式会社トーハン、日本出版販売株式会社が発表した2025年間ベストもご紹介!
以下リンクよりご覧ください。
※別サイトに遷移します。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました!
年々時間が過ぎるのが早くなっている気がします。
この感覚は「ジャネーの法則」というそうで、「生涯のある時期に感じる時間の長さは、年齢の逆数に比例する」というものだそうで、人生における1年の比率が小さくなるためだといわれています。
5歳の子供にとって1年は人生の1/5ですが、40歳は1/40。
なお、1年の体感時間は10歳では36.5日だそうですが、40歳は9.1日、50歳は7.3日、80歳では4.5日になるそうです。
4.5日って1年前が一昨昨日に感じるってこと…?いやでも10歳でも体感1か月ちょっとなんかい!と内心ツッコんでしまいましたが、「年々早く感じる」のは全然気のせいではないのだなと妙に納得しました。
お気づきかと思いますけれども、この法則に逆らうには「新しいことにチャレンジ」して、脳に刺激を与えることが重要なのだそうです。
ぱっと思い浮かぶのは旅に出て知らない場所に行くことですね。あとは新しい趣味や勉強を始めたり。
そういった意味では、「読んだことのない本を読む」のも「新しい発見」や「新しい感情」を見つけることができる大切な手段になるのではないでしょうか。
ありきたりなことを言っていますね。でもショート動画や短文で構成されたSNSが次々と現れては消える現代で、じっくりと腰を落ち着けて1冊の本を読むって結構重要だと思うのです。
デジタルデトックスという言葉もあることですし、ぜひ「今年めっちゃ早かったな…」と思う方はぜひ読んだことのない本やジャンルにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
きっと来年は「あれ?体感20日くらいになったぞ…?」と思うかもしれません。
ちなみに体感20日は20歳くらいの感覚です。若い!!
長文お読みいただきありがとうございました。
三洋堂書店では来年も従業員一同、皆様にご満足頂けるサービスを心がける所存でございます。
変わらずみなさまにご愛顧いただけますと、幸いです。
2026年もどうぞよろしくお願いいたします!
書いた人:三洋堂サイト・SNS担当U
けっこういい歳になって始めた(わりとガチめな)推し活により新鮮な体験が増えました。
知らない文化や単語やルールに触れるのが楽しいです。
でもまだ体感は10日くらいです。
そしてペンラを振りまくったライブ後は全身筋肉痛&3日間は抜けない疲労でぐったりしてます。
戻れ!!体力!!
集計方法について
※同日発売の上下巻等は上位の巻の順位にまとめて順位掲載しています。
※本資料の、営利を目的とした第三者への二次利用を固く禁じます。
※集計期間は取次の年間ベスト集計期間に準じています。
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