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「友情っていいな。」と思える名作絵本を味わう

2021年3月20日 投稿

最近ハマっているのはアーモンドミルクラテ(エスプレッソ多め)。
こんにちは、コーヒー飲み太郎です。

子どもの本がどんどん部屋を圧迫する中、自分の積み本をどう消化したものか、日々頭を悩ませております。
最近散らばった絵本を片付けていて、ふと本棚を見ると、懐かしい背表紙が。

赤茶色っぽい背に、生地がぶ厚めの、絵本にしてはちょっと豪華な装丁の本。
緑色と茶色の蛙が、オシャレな服を着て座り、語り合っている表紙。
皆さんも一度は読んだことがあるであろう、名作中の名作。

そう、『ふたりはともだち』です。
今回はそんな名作をご紹介しましょう。

一度は読んだ、あの名作。

皆さんはいつ、どこで読んだでしょうか?
私は、確か小学校の低学年だったと思います。
国語の教科書に載っていたような。
授業の記憶はさすがに残っていませんが、学校の授業で初めて読んで、この本のユニークさに虜になりました。
授業が終わってすぐに図書館に行って続きを借りたのを覚えています。

実は、結構シリーズあるんですよ。

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ふたりはいっしょ

著者名
アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳
出版社名
文化出版局
税込価格
1,045円

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ふたりはいつも

著者名
アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳
出版社名
文化出版局
税込価格
1,045円

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ふたりはきょうも

著者名
アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳
出版社名
文化出版局
税込価格
1,045円

「え!?あのカエルくんの絵本って続きあったの!?」
と思った方もいらっしゃるでしょう。
そうなんです、実は4冊もあるんですよ。
どれもこれも、ホッコリと癒される名作なんです。
装丁も綺麗で、シックな色調がとってもオシャレです。
ぜひ、コンプリートして本棚に飾って頂きたい。

あの時は「何でカエルが服を?」と思った。

この本を読んで最初に思ったことは、
「なんでカエルが服着て喋ってんの?」
という、シンプルな「?」でした。
小学生ですからね、そりゃ変だなぁと思うわけです。

しかも、私達人間と全く同じことをしてるんです。

朝起きて、着替えて、ポストの中をチェックして、
天気が良ければ出かけるし、友達と遊ぶ約束だってする。
場合によっては、ケンカだってする。
寝坊だってする。
ちゃんとパジャマも着る。

読んでいるうちに、何の違和感も感じなくなってくるのが、この作品の不思議な魅力でした。

カエルくんとガマくん

この本の主人公は二人。

緑色が鮮やかで、すらりと伸びた長身が魅力的。
落ち着いた雰囲気の好青年(?)、カエルくん。

茶色でぽっちゃり、ちょっと猫背。
自分にあまり自信を持てない悩めるガマガエル、ガマくん。
この二人、あまりにもキャラが違う感じがしますけど、とてもいい友達なんです。

そんな凸凹な彼らですが、どのお話でも、まったりとした雰囲気の中に、
「友情って、いいなぁ。」
と思える優しさが詰まっているのです。

私が一番好きなエピソードは、
「自分には手紙が届かない」
と嘆くガマくんのために、カエルくんが手紙を送るお話です。
直接手渡すのではなく、わざわざ郵便に出して、ポストに届くようにするのです。
(カエルくん、なんて男前なんだ!)
ところがどっこい、郵便配達員はかたつむりで、待てど暮らせど、届かない。
やっぱり落ち込むガマくん。
そんなガマくんのために、カエルくんは・・・。

オチは有名なのでご存知の方も多いと思いますが、ぜひ読んでみて下さい。
きっと、二人の魅力にハマってると思いますよ。

読み終わって、なんだか自分はガマくんと似たタイプだな、と思いました。
結構なんでもないことでも、深く悩んだりしちゃったりして。
カエルくんみたいな頼れる友人が欲しかったなぁ。

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ふたりはともだち

著者名
アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳
出版社名
文化出版局
税込価格
1,045円

他にも、私がオススメの絵本をご紹介しています。
今回は「友情」をテーマにした記事にしましたが、「思いやり」の絵本でもオススメがあります。
よかったらぜひご覧下さい。

書いた人:コーヒー飲み太郎(ルビットタウン中津川店)
一日三杯のコーヒーを欠かさない書店員。
幼い頃からカエルが好き(小さいやつに限る)。
旅行先でカエルに縁のある場所に必ず遭遇するという特技がある。
カエル好きのきっかけは多分、「ふたりはともだち」と「クロノトリガー」。

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