原田マハといえば、美術関係の本。
とお思いでしょう。
『暗黒のゲルニカ』、『リーチ先生』、『サロメ』、『太陽の棘』。
多いですね。
でもこんな原田先生のなかから一冊。
『旅屋おかえり』です。
◆オススメポイント
・旅の好きな方
・原田マハの美術路線を変えたい方
・逆境に負けないアラサータレントを応援したい方
・少しのミステリ部分も欲しい方
オススメです。
◆こんなお話です
売れない崖っぷちタレント「おかえり」こと、主人公の「丘えりか」
弱小事務所社長、鉄壁さん
経理担当副社長、のんさん
そして、依頼人
唯一の旅番組が打ち切りになり、おかえりピンチ。
弱小事務所よろずやプロの所属タレントは、おかえり一人。
そのおかえりは、仕事が無くても、クニには帰れない。
イヤ、帰らない。
そんな時、一人の婦人が事務所を訪ねてくる。
「旅をしてくれませんか わたくしの娘の代わりに」
難病(ALS)を発病し、入院したきりの娘・真与さんに代わって、旅をする事を引き受ける。
まっすぐなまじりっけのない真与さんの想いに応えるため旅の代行をします。
行き先は角館。
ただ目的地に行って、ビデオを撮って帰ってくるだけじゃない。
依頼人の想いをしょって出かける旅は、気ままな一人旅とは違う。
旅先でのハプニングを一つ一つ解決しながら旅は終わる。
そして、タレントおかえり・・・じゃなくて、旅屋おかえりの誕生。
苦しい事も、嫌な出来事も、おかえりの一言で。
オールオッケー。
クニに帰らないおかえり。
過去を語りたがらない社長。
おかえりの旅のおかげで、すこしづつ変わっていきます。
書いた人:シャバ美(ルビットタウン中津川店)
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旅屋おかえり
- 著者名
- 原田マハ/著
- 出版社名
- 集英社
- 税込価格
- 748円