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『ＶＲＭＭＯ系』とは
ＶＲＭＭＯ＝仮想現実大規模多人数同時参加型オンラインゲーム
の事です。
現在の世界でもＭＭＯと呼ばれるオンラインを使って世界中の人が
一緒にプレイが出来るゲームは数多くあります。
ですがそれらはコントローラーやキーボードなどで操作して
テレビやパソコンの画面を見て遊ぶゲームでしかありませんが
ＶＲＭＭＯは実際にゲームの中に入り込み
五感を使って操作して遊ぶという現在の技術では不可能なゲームです。
ＶＲＭＭＯ系とは、そんなゲームが一般に普及している
ある種未来の世界のお話です。
ですが、やってる事はただゲームをしてるにすぎません。
物語にも因りますが、基本的にはお話はゲームの中で展開され
幻想的な世界も、手に汗握る戦いもゲームの中の事という
平和なお話が多いです。
それでもこのジャンルが人気なのは、このＶＲＭＭＯが
ゲームを嗜む人にとっては死ぬまでには一度は体験してみたい
ゲームであり、そこで活躍主人公に憧れを感じているからかもしれません。
そんなゲーマーの夢ともいえるＶＲＭＭＯ系のオススメを
紹介していきます！
ラスボスよりラスボスしてる？防御力特化のかわいい主人公！
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痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
- 著者名
- 夕蜜柑／著
- 出版社名
- ＫＡＤＯＫＡＷＡ
- 税込価格
- 1,320円
・あらすじ
友人の勧めでＶＲＭＭＯをプレイすることになった主人公・本条楓は
メイプルという名前でゲームを開始する。
しかし、ゲーム初心者のメイプルは痛いのは嫌だという理由で
ゲーム内でも不人気の職業、大盾を選択し、あろうことか
初期ステータスポイントを全て防御力に振るという
いわゆる「極振り」をしてしまう。
極振りをしてしまったせいで、悪戦苦闘するメイプルだったが
様々な偶然が重なり、メイプルはゲーム内でトップクラスの
無敵の防御力を手に入れる事となる。
後に、「もうラスボスがメイプルちゃんでよくね？」と言われる
名物プレーヤーの誕生の瞬間であった。
・オススメポイント！
メイプルちゃんの奇想天外七変化！
アニメ化もしたのでアニメを見た人はご存知かと思いますが
話が進むごとにメイプルは読者が思いもつかないような
進化を遂げていきます。
メイプルの仲間たちも、我々読者も「どうしてこうなった」と
言いたくなるような変化をします。
ですが、最終的には「メイプルが楽しそうだからいいか」で
納得出来るくらいゲームを楽しみ、魅力溢れる主人公です。
もう一つのオススメポイントが話の合間合間に幕間として
掲示板という形で語られる外野たちの語り合いがあります。
メイプルを外から見るとどれだけ常識外れなのかが
語られており、爆笑必至です。担当は本当に毎度爆笑しております。
そしてアニメ化作品であり、アニメ2期も製作決定です！
兄妹３人のほのぼのゲームライフ！こんなふうに遊んでみたい！
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のんびりＶＲＭＭＯ記 ２
- 著者名
- まぐろ猫＠恢猫／著
- 出版社名
- アルファポリス
- 税込価格
- 1,320円
・あらすじ
主人公・九重鶫（ここのえつぐみ）はゲーム好きな双子の妹
雲雀（ひばり）と鶲（ひたき）に誘われＶＲＭＭＯゲームを
プレイすることに。
ゲームに不慣れなツグミは、妹たちに教えてもらいながら
モンスターと戦ったり、自前の主夫力生かし料理を作ったり
のんびりまったりＶＲＭＭＯの世界を満喫していきます。
そんな３人を見た他プレイヤーは、可愛らしい双子の姉妹と
ヒロイン力高めな兄に惹かれて陰ながら応援する団体まで
現れて……？
・オススメポイント！
ドキドキハラハラする展開は、ほぼありません！
主人公たちがゲームのトッププレイヤーなっていく話でもありません！
ただただ兄妹のほんのりの日常とゲームをしているのを
綴っただけの物語です！だけどそれがいいんです！！
現在の技術では体験出来ないＶＲＭＭＯ、そのゲームとしての
魅力をこの作品では存分に味わうことが出来ます。
そして物語のアクセントとして、掲示板で盛り上がる
個性が大渋滞したような変た…プレイヤーたち。
彼ら彼女らは影から兄妹を見守り、観察し、悶えてます。
兄妹たちとの接触はほぼ無く、兄妹たちはその集団の存在すら知りません。
本編とは関係ない所で勝手に盛り上がってるだけなので
ある意味安心（？）して読むことが出来ます。
ゲーマーとしてこんなゲームライフを送ってみたいと思える作品となっています。
順当に強くなる、ライト小説らしい魅力にあふれた作品！
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ＶＲＭＭＯはウサギマフラーとともに。 １
- 著者名
- 冬原パトラ／著
- 出版社名
- ホビージャパン
- 税込価格
- 1,320円
・あらすじ
主人公の因幡白兎は、ゲーム会社の令嬢・レンシアを誘拐から
救ったお礼として最新のＶＲＭＭＯゲーム『デモンズワールド・オンライン』を
手に入れ、レンシアやそのお付きのメイドさんと共にゲームを始める。
「シロ」という名前でゲームを始めた白兎は、開始早々見慣れないスキルを
手に入れている事に気付く。
『セーレの翼』というそのスキルは、完全ランダムな転移スキルで
上位プレイヤーのいるさらにその先へもマップへも
飛ぶことの出来るというスキルであった―――
・オススメポイント！
タイトルで気づいた人もいるかもしれませんが
この作品はアニメ化もされた人気ライト小説
「異世界はスマートフォンとともに。」の
作者の冬原パトラさんの作品となっています。
「いせスマ」が転生系の作品の王道とも言える内容であったように
こちらの作品もＶＲＭＭＯの王道とも言える内容で
ステータスや装備、スキルなどの解説も丁寧で
非常に読みやすく、「いせスマ」と同じく
ザ・なろう系小説とも言える作品です！
ゆるふわお嬢様がゲームで選んだ種族はゾンビ！………って、ゾンビ？！
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Ｆｒｅｅ Ｌｉｆｅ Ｆａｎｔａｓｙ Ｏｎｌｉｎｅ 人外姫様、始めました ５
- 著者名
- 子日あきすず／〔著〕
- 出版社名
- 講談社
- 税込価格
- 1,430円
・あらすじ
おっとり系のお嬢様ＪＫの主人公・琴音はゲーマーの妹から
フルダイブ型ＶＲＭＭＯＲＰＧ「フリーライフファンタジーオンライン」を
プレゼントされ、さっそくプレイを始めることにする。
キャラメイクの際に彼女が選んだ種族は、なんとゾンビ。
人外系の中でも不人気であるゾンビを選び、アナスタシアという名で
プレイを始めた琴音は、普通のプレイヤーと違い
１人マイペースにカタコンベでゲームを楽しんでいたが
その独特なプレイスタイルが特殊種族への進化ルートのカギになっており
琴音は後に「姫様」と呼ばれるトッププレイヤーへとなっていく―――
・オススメポイント！
「なんでゾンビ？」とツッコミを入れたくなります（笑）
物語の大半が主人公の一人称視点で進むので
ゾンビにした理由とかも書かれてるのですが、それでも
「なんでゾンビ？」とツッコミを入れたくなります（笑）
上記でも述べたように一人称視点で物語が進むので
話がざっくりしており手軽に楽しめる作品となっているのも特徴です。
『担当から最後に一言！』
ライトノベル（電撃文庫等の文庫サイズの方）でもＶＲＭＭＯ物は
数多く出ています。
ですが、その多くは物語の背景が壮大だったり
デスゲーム（ゲーム内で死亡すると現実でも死んでしまう）だったりと
話の規模が大きいものがほとんどです。
そういった熱い展開というのも読み物の魅力のひとつですが
ライト小説のＶＲＭＭＯ系は、主人公がただただゲームで遊ぶのを
読者と外野がただただ楽しむだけという作品が多くみられます。
そういった、まだ見ぬ未来の日常を垣間見るだけの作品も良いものです。
特に担当は楽しい話、笑える話が好きなのでなろう系小説のＶＲＭＭＯ系は
自分に合っていると感じています。
貴方がそういったお話を求めているなら手を出してみる価値はありますよ。
書いた人：JOHN（梅坪店）
