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お月見読書のすゝめ《第11回 三洋堂書店便り》

2021年5月26日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

本日5/26(水)は夜8時頃から皆既月食が見られるそうですね。
しかもスーパームーン(1年のうちで地球に最も近い位置で起きる満月)らしいので、かなり大きく見えるかもしれません。

宇宙といえば、宇宙は有限か無限かについてぼんやり考えることがあります。
宇宙に端っこはあるのか。あるとしたらその外側はどうなっているのか。
気の遠くなるような大きさ。
宇宙のお話には浪漫を感じますね。

そう、宇宙の浪漫に比べれば、締切間近の商品案内のメールが100件以上溜まっていることなんてミクロで些細なことなんですよ。落ち着け。落ち着いてそう自分に言い聞かせるのだ。ふふ…ふふふふ……。


それはさておき。
今週も売場からおすすめ商品をご紹介していきます!

絶望と再生の物語。

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小説8050

著者名
林真理子/著
出版社名
新潮社
税込価格
1,980円

従順な妻と優秀な娘にめぐまれ、完璧な人生を送っているように見える大澤正樹には秘密がある。
有名中学に合格し、医師を目指していたはずの長男の翔太が、七年間も部屋に引きこもったままなのだ。
夜中に家中を徘徊する黒い影。次は、窓ガラスでなく自分が壊される――。

「8050問題」(「80」代の親が「50」代の子どもの生活を支えるという問題)を題材に、NHKの特集でも話題になった小説。
実際に起こった事件も扱われており、考えさせられる内容です。

大人の恋愛小説

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疼くひと

著者名
松井久子/著
出版社名
中央公論新社
税込価格
1,760円

脚本家・唐沢燿子は古稀をむかえ、日に日に「老い」を感じていた。
しかしSNSで年下の男と出会い、生活が一変する。男の言葉に一喜一憂するうちに、身も心も溺れていく燿子。
人生後半から燃え上がる、大人の恋の行方は……。

映画監督がえがく、大人の恋愛小説。
じわりじわりと売れています。
おすすめです。

※すべて実話です。

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ルワンダ中央銀行総裁日記

著者名
服部正也/著
出版社名
中央公論新社
税込価格
1,056円

ウソのようなホントの話が異世界転生もののファンタジー小説の主人公のようだとネット発で話題になっているノンフィクション。
原書はなんと半世紀前!
出版社さんのPOPのキャッチコピーがこちらです(早口でお読みください)。

「46歳にしていきなりアフリカの小国ルワンダの中央銀行総裁に任命された日本のおじさんが口先だけの外国人を次々に論破して超赤字国家の経済状況を再建しつつルワンダ国民の生活環境すらメチャクチャ向上させちゃった話。」

今週のバイヤーのイチオシ

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カバーいらないですよね

著者名
佐久間薫/著
出版社名
双葉社
税込価格
1,100円

現役書店員が描く書店あるある。

思わずうんうん頷いてしまうので、本屋で働く方にも本屋好きな方にもぜひ読んでいただきたいコミックエッセイです。
個人的に、のんびり店長としっかり者の主任の関係がなんというかリアルすぎますね…。

※こちらは店頭在庫が少ない商品なので、ご購入の方はぜひ送料無料の商品取り寄せサービスをご利用ください!

書いた人:一般書・文庫バイヤーM
すいきんちかもくどっててて舌かんだ!

三洋堂書店便りは毎週水曜日更新。
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