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”映画”を読む《第20回 三洋堂書店便り》

2021年7月28日 投稿

こんにちは、一般書バイヤーのMです。

暑いですね。
暑い日には冷房をどっぷり効かせた部屋で冷たいドリンク片手にゆっくり映画が観たいですね。

夏にはホラー映画がよろしかろうということで、先日姪っ子・甥っ子と一緒に映画「犬鳴村」を鑑賞したのですが……どひー怖いっ!和製ホラーこわっ!
ホラー映画をドリンク片手にゆっくり観ようとしたのが間違いだと悟った夏の夜でした。

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犬鳴村 小説版

著者名
保坂大輔/脚本 清水崇/脚本 久田樹生/著
出版社名
竹書房
税込価格
825円

臨床心理士の森田奏の周りで突如、奇妙な出来事が起こり始める。

「わんこがねぇやに ふたしちゃろ~♪」奇妙なわらべ歌を口ずさみ、おかしくなった女性、行方不明になった兄弟、そして繰り返される変死…それらの共通点は心霊スポット“犬鳴トンネル”だった。

「トンネルを抜けた先に村があって、そこで××を見た…」

突然死した女性が死の直前に残したこの言葉は、一体どんな意味なのか?

この物語を届けるために。

8/6(金)から「キネマの神様」が映画公開になります。

原作は原田マハ先生の同名小説。
「キネマ(映画)」の神様が壊れかけた家族に奇跡をもたらすという、映画愛に溢れた物語です。

ネタバレになるのでご紹介は控えますが、映画好きなら世代を超えて誰もが推すであろうあの映画やあんな映画(言いたい…!)も取り上げられていて、懐かしくてあたたかい。

ラストはほろりとすること請け合いです。

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キネマの神様

著者名
原田マハ/著
出版社名
文藝春秋
税込価格
748円

39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。
ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることに。
“映画の神様”が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。

名画三昧

映画愛といえば、こちらの2点もおすすめ。
どちらも読み終わると、無性に映画が観たくなります。

いやぁ、映画って、本当にいいもんですね~(水野晴郎さんの口調で)。

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映画篇

著者名
金城一紀/〔著〕
出版社名
KADOKAWA
税込価格
1,100円

クソみたいな現実が押しつける結末を、物語の力で変えてやるのだ。

青春を共にし別々の道を歩んだ友人。謎の死を遂げた夫。守りたいと初めて思った女性――。
「太陽がいっぱい」「愛の泉」など名作映画をモチーフに、悲しみを抱えた人々が前を向き歩み出す姿を描く全5篇。

個人的に、1話目ラストの台詞は必読の価値ありです。

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淀川長治映画ベスト1000 新装版

著者名
淀川長治/著 岡田喜一郎/編・構成
出版社名
河出書房新社
税込価格
3,135円

TV日曜洋画劇場の“サヨナラおじさん"としておなじみ、淀川長治生涯の名画ベスト1000を選び、詳細なデータと解説を付した、不朽の映画決定本。
名調子で贈る。

書いた人:一般書・文庫バイヤーM
今週の好きな言葉
「選択肢は2つだ。必死に生きるか、必死に死ぬか」
(アンドリュー・デュフレーン/映画「ショーシャンクの空に」)

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