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ちょっと一服。おいしい物語 《第48回 三洋堂書店便り》

2022年2月23日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

寒い冬、唐突に、甘いものが食べたくなることがありませんか。
我が家では名古屋の老舗和菓子屋・両口屋是清さんの「志なの路」がブームです。

晩御飯前にちょうどよいサイズ感、香ばしい玉子皮とあんこが口の中でほろりと溶けるなつかしい味わい。
美味です。我が家の究極のメニューか至高のメニューに加えたい感じです。

ちょっとがんばった日のご褒美に買って帰るようにしていて、奥さんと大事に食べているのですが、なぜか減り具合が早い時がありまして。
不審に思って奥さんに聞いてみると、どうも下の娘がうまい棒かのごとくもしゃもしゃ食べているらしいことが判明。ぎゃーす。


というわけで。
今週は疲れた心と身体においしい物語をピックアップしてご紹介です!


その店は満月の夜にだけ。

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満月珈琲店の星詠み

著者名
望月麻衣/著
出版社名
文藝春秋
税込価格
770円

満月の夜にだけ現れる満月珈琲店では、猫のマスターと店員が、極上のスイーツやフードとドリンクで客をもてなす。

スランプ中のシナリオ・ライター、不倫未遂のディレクター、恋するIT起業家…。
マスターは訪問客の星の動きを「詠む」。悩める人々を星はどう導くか。

現在、シリーズ3巻にくわえて、イラストストーリー集やレシピブックも発売中です!


かけがえのない日々。

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今日のハチミツ、あしたの私

著者名
寺地はるな/著
出版社名
角川春樹事務所
税込価格
682円

蜂蜜をもうひと匙足せば、あなたの明日は今日より良くなる―。

「明日なんて来なければいい」と思っていた中学生のころ、碧は見知らぬ女の人から小さな蜂蜜の瓶をもらった。
それから十六年、三十歳になった碧は恋人の故郷で蜂蜜園の手伝いを始めることに。
頼りない恋人の安西、養蜂家の黒江とその娘の朝花、スナックのママをしているあざみさん…。

心ふるえる長篇小説。



なんだか泣きたい夜に。

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泣きたい夜の甘味処

著者名
中山有香里/著
出版社名
KADOKAWA
税込価格
1,210円

とある町に、ひっそりとたたずむ一軒の甘味処。熊と鮭が営むこのお店は、夜だけしか営業していません。
提供するのは温かいお茶と、甘いもの一品だけ。今夜も、疲れて泣きたい人々がこの店に迷い込みます。

夢をあきらめた夜。
愛する人を想う夜。
自分のことが嫌いになった夜。
―そんな夜にぜひご来店ください。




書いた人:一般書・文庫バイヤーM
イラスト:nocconokko
銀座コージーコーナーのスフレワッフルもコスパ最高です。

三洋堂書店便りは毎週水曜日更新。
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