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10月のおすすめ3作 《第70回 三洋堂書店便り》

2023年10月6日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

子どもが少し難しいお話でも物語の背景や人間関係がわかるようになってきたようで、現在「名探偵コナン」の劇場版を夕食時に家族で順次鑑賞中です。
アンパンマン劇場版全作品走破からジブリ作品へ行きかけたと思いきやUターンし、なぜかディズニー映画には行かずにコナンです。血が出る描写が苦手と言いながら、なぜかコナン作品の血はケチャップと認識できるらしい。コペルニクス的転回に驚愕します。
自分もコナンは(特に主要人物たちの恋愛模様が)好きなのですが……娘よ、お父ちゃんが夜帰宅した時に、自分が先に観たからって「この人怪しいよねぇ~」などと、犯人を匂わせる発言はやめなさい。あんさんが怪しい言うた人全部事件の黒幕やん……。

それはさておき。
今月も大物作家の新刊から秋映画の原作まで、読みやすいタイトルが揃っていますので、ご紹介します!


ミステリ、ど真ん中。

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あなたが誰かを殺した

著者名
東野圭吾/著
出版社名
講談社
税込価格
1,980円

最初から最後までずっと面白い!
至高のミステリー体験。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。
愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。
残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。
そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。

――私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。


心に棘が突き刺さる、忘れられない物語。

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キリエのうた

著者名
岩井俊二/著
出版社名
文藝春秋
税込価格
759円

住所不定の路上シンガー、キリエは歌うことでしか“声”を出せない。
マネージャーを自称する、謎多き女イッコ。二人と数奇な絆で結ばれた夏彦。
別れと出逢いを繰り返しながら、それぞれの人生が交差し奏でる“讃歌(うた)”。

10/13(金)公開予定、岩井俊二監督最新映画の原作小説。


他者より先に、自分との人間関係を築くための本

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さみしい夜にはペンを持て

著者名
古賀史健/著 ならの/絵
出版社名
ポプラ社
税込価格
1,650円

うみのなか中学校に通うタコジローは、学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。
ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローはその日から、どんどん変わっていく…。

SNSで常時だれかとつながっている時代。
だからこそ、積極的に「ひとり」の時間をつくろう。
「自分を好きになる」書き方の寓話。




書いた人:一般書・文庫バイヤーM
イラスト:nocconokko

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