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秋読書のススメ 《第71回 三洋堂書店便り》

2023年11月3日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

秋も少しずつ深まってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
皆さん、秋といえばなんでしょうか?
我が家では、秋といえばカメムシです。

この時期になると洗濯物にこっそりとひっついたままリビングへ侵入し、家人が寝静まった頃に「おばんでございます」などと言わんばかりにいそいそと飛び回って天井に張り付く彼らですが、今年も我が家についにその姿を現しました。
家人も寝静まった頃、就寝前に首から肩を温めてくれる温熱用具・桐灰の名作「あずきのチカラ」で体をほぐしていたら、静寂のリビングに突如カメムシの羽音が響き渡り、身も心もじんわりリラックスどころではなくなりました。シャイボーイなのか、ゴキブリと違ってカメムシの場合は羽音だけ派手に響かせてカーテンの後ろなどに隠れるので厄介ですね。あったかグッズを首から下げたおっちゃんがハエ叩き片手に深夜の居間を血眼になって徘徊する。シュールですね。
ちなみに、カメムシは白いっぽいものを好む傾向にあるそうです。その事実を知って以来、洗濯物を取り込む時には最も白い自分の仕事用のワイシャツを親の仇のように「どおぉりゃああぁぁッ!」と小さく叫びながら布団叩きで連打するようになりました。

それはさておき。
11月は読書月間ということで、今月もおすすめの3作をご紹介します!


42年ぶり、待望の続編

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窓ぎわのトットちゃん 続

著者名
黒柳徹子/著
出版社名
講談社
税込価格
1,650円

・東京大空襲の数日後、青森を目指して、ひとり夜行列車に乗ったトットを待ち受けていた試練とは?
・「咲くはわが身のつとめなり」の言葉を胸に、トットが通った女学校や音楽学校の思い出は、映画、オペラ、ラーメン、それから?
・「そのままでいいんです」。NHKの専属女優になりたての、トットが救われた一言とは?

国内で800万部、全世界で2500万部を突破した『窓ぎわのトットちゃん』。
世界中で愛されている、あのトットちゃんが帰ってくる!
泣いたり、笑ったり……トットの青春記。

映画も12/8(金)公開予定!


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窓ぎわのトットちゃん 新組版

著者名
黒柳徹子/〔著〕
出版社名
講談社
税込価格
880円

本屋大賞受賞第一作

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歌われなかった海賊へ

著者名
逢坂冬馬/著
出版社名
早川書房
税込価格
2,090円

1944年、ナチ体制下のドイツ。
父を処刑されて居場所をなくした少年ヴェルナーは、体制に抵抗しヒトラー・ユーゲントに戦いを挑むエーデルヴァイス海賊団の少年少女に出会う。
やがて市内に敷設された線路の先で「究極の悪」を目撃した、彼らのとった行動とは?

『同志少女よ敵を撃て』で本屋大賞を受賞した著者が描く、「究極の悪」に反抗した、少年少女の物語。


「信頼」と「知性」を同時に得ることができる黄金法則

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頭のいい人が話す前に考えていること

著者名
安達裕哉/著
出版社名
ダイヤモンド社
税込価格
1,650円

どれだけ考えても、伝わらなければ意味がない。
でも、話し方のスキルだけでは、人の心は動かせない。
コンサルで叩き込まれたのは、人の心を動かす、思考の「質」の高め方でした。

「頭のいい人」が何をどう考えているかを明確にし、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授してくれる一冊です。




書いた人:一般書・文庫バイヤーM
イラスト:nocconokko

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