これはヒットする!面白い漫画が生まれました!
アミガサ万歳!アミガサ万歳!
どうも!メール担当・高月店のとんとろです!
先月マンガ界の奇才・諫山創先生の『進撃の巨人』が完結しました。
完結を祝して書店業界でもちょっとしたお祭り状態になったんですよ。
今回紹介したいのはそんな諫山先生がオススメしている超超超期待の新星・片山あやか先生によるコミック『菌と鉄』です!ネタバレはなるべくしないようにどんなお話なのか、何でオススメなのか?を感想を混ぜながら書いていこうと思います!
目次
1. あらすじ
2. 【ここが面白い!】①ついのめり込んでしまう圧倒的世界観!
あらすじ
“人類はキノコに支配されていた。脳に寄生することで自由を奪い、思考を奪い、人類は徹底した管理社会を築き上げた。しかし、ここにイレギュラーが存在する。最強の兵士・ダンテはひとりの少女との出会いをきっかけに、この世界の理を覆す決意をした。さあ。絶望の底から叛逆を始めよう。”
(単行本第1巻より引用)
【ここが面白い!】①ついのめり込んでしまう圧倒的世界観!
あらすじでも書きましたが、この設定すごく斬新ですよね。キノコに支配された世界ですよ!
人類はキノコに脳を支配されているため、私達の日常から想像すると、いびつな社会を築き上げています。斬新ですよね!
私は最近、ハリガネムシに寄生されるカマキリの動画ばかり見ていたので、それと重なってしまったのですが、人間が別の何かに支配・洗脳されるとこういう風になるのか…と思ってしまいました笑
でも洗脳されているからこうなっちゃった、とは言い切れない意見もあります。だってこのような過去、人類の歴史を遡ると戦争や宗教絡みでこんな社会だった頃ありましたよね。
単行本1冊分しか読んでいませんが、そんなメッセージ性を感じました。
【ここが面白い!】②「当たり前」に疑問を持つ人間たちが世界に立ち向かう!
現在判明している組織の相関です。
まず世界を支配する政府「アミガサ」
人類はこの管理社会の中で兵隊となり、労働者となっています。反逆する者や出来損ないは罰を受け、拷問され、時には即銃殺されます。
そしてそれに反逆する組織「エーテル」
アミガサの監視社会に不信感を抱き、隠密に活動している反逆組織です。
ここからは登場人物
主人公の青年ダンテは、アミガサの管理下・エリアD-18で兵ですが、まわりとは思考も行動も違ういわば変わり者。上官からはすぐに殴られる困ったさんです。
ある日、ダンテの属する軍は、敵エーデルの居場所を突き止めた撃滅作戦を実行します。初めて「エリアの外」に出るダンテは自分の知る世界とはまるで違う景色にワクワクします。そんな中、似たような価値観を持つ女の子で「女性区」から来たアオイと出会い、ダンテはドキドキしながらも自分の意見が確かな「エーテルに対する不信感」であることにに気づき始めます。
えっ「女性区」?
そう、設定で言えていませんでしたがこの世界では男性と女性は別々にされていて、ダンテも「女性とは聞いたことがある」くらいの認識でした。
アオイとの出会いで確信づいてしまったアミガサの歪さ。ダンテをはじめとするエーテルの反逆が幕を開けようとします…
奇才・諫山創が惚れ込んだ今作
この『菌と鉄』は連載当初より諫山創先生が激推ししています!
著者の片山先生はオーウェルの『1984』に憧れ、影響を受けて描いたのが『菌と鉄』と公言されています。加えて何でかな?と考えると、作品自体の面白さもモチロンあるんですけど、諫山先生が『進撃の巨人』を通して読者に伝えたかったことがこの漫画にも事細かく描かれているように感じます。
進撃の巨人では「自由になれ」「常識を覆せ」的なメッセージを私は感じていました。
だから『菌と鉄』と『進撃の巨人』との共通点も多いです。
「監視・統治された社会」「それに立ち向かう主人公たち」「武器となる力や異能力」etc…
設定やメッセージ性で被ることが多い意味では「進撃ファン」にとてもオススメしたい理由ではありますが、それ抜きにしても非常に読みごたえのある作品ですので、進撃読んでないファンにもめっちゃオススメしたいんです!
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菌と鉄 1
- 著者名
- 片山あやか/著
- 出版社名
- 講談社
- 税込価格
- 528円
書いた人: とんとろ