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ビター&スイートな恋愛小説はいかが?《第47回 三洋堂書店便り》

2022年2月16日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

今週の月曜日はバレンタインデーでしたね。
社会人になってからはまったく気にならなくなりましたが、バレンタイン当日、教室全体にほのかに漂うあの「そわそわ~」とした雰囲気は、今の学生さんたちにもあるのでしょうか。

そういえば、私が中学生の頃の国語の先生が面白い人で、

「男子諸君、バレンタインから始まる恋なんてチョコと同じで溶けて終わりだ。般若心経を読め。心を平静に保つ術を身につけろ。先生は溶けてもいいからチョコがほしい。誰かください」

とかなんとかいう台詞を吐く人で、授業も面白かったので好きでした。

ちなみに坊主頭のM少年はそんな浮足立った教室をクールに去り、バレンタインなど素知らぬ顔で部活のバスケットボールに精を出しておりました。
無心でうつシュートほど気持ちの良いものはありません。リングに触れずに入ったシュートの音が恋人です。

そうして帰宅してから、こっそり村山由佳先生の『おいしいコーヒーのいれ方』や北川悦吏子先生の『愛していると言ってくれ』などを正座して読み耽っていたことはここだけの秘密です。


そういうわけで。
今週は、甘くてほろ苦い恋愛小説のおすすめをピックアップしてご紹介!
ホワイトデーまでの一ヶ月間に読んでみるのも乙ですよ。


繊細な大人たちの心模様

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試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

著者名
尾形真理子/〔著〕
出版社名
幻冬舎
税込価格
638円

年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる広告代理店OL…。
恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。
不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。

同じく恋愛小説の第二作『隣人の愛を知れ』もあわせておすすめです。

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隣人の愛を知れ

著者名
尾形真理子/〔著〕
出版社名
幻冬舎
税込価格
781円

人生でいちばん好きな人となら、幸せになれますか?

不倫と仕事に一生懸命なパラリーガル、初恋の相手の同棲を続けるスタイリスト、夫の朝帰りに悩む結婚3年目の妻……。
誰かを大切に想うほど淋しさが募る日常は、予想外の"事件"をきっかけに一変する。

自分で選んだはずの関係に、どこで決着をつけるのか?
素直になる勇気を得て、新しい人生を踏み出す6人の軌跡を描いた恋愛小説。


大人のための恋愛小説

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はつ恋

著者名
村山由佳/〔著〕
出版社名
ポプラ社
税込価格
748円

南房総の海沿いの町で、古い日本家屋に愛猫と暮らす小説家のハナ。
二度の離婚をへて、人生の後半をひとりで生きようとしたときに巡り合ったのは、幼少期を姉弟のように過ごした幼馴染のトキヲだった―。

四季のうつくしい巡りのなかで、喪失も挫折も味わったふたりは心も体も寄せ合いながら、かけがえのない時を積み重ねていく。

村山由佳先生のやさしくあたたかい文章といっしょに味わっていただきたい一冊です。


愛と再生のロマン

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錦繍

著者名
宮本輝/著
出版社名
新潮社
税込価格
605円

私はあなたにまさにひと目惚れでした。

愛し合いながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年を隔て再会した――。

会って話したのでは伝えようもない心の傷。14通の手紙が、それを書き尽くした。
それぞれの過去と思慕を炙り出す、14通の往復書簡。

タイトルの「錦繍(きんしゅう)」とは、色鮮やかで美しい 織物や衣服のことを指し、 美しい紅葉や花のたとえにも 用いられます。

夏の風物詩「新潮文庫の100冊」ではほとんど毎年常連となっているほどの、恋愛小説の金字塔です。




書いた人:一般書・文庫バイヤーM
イラスト:nocconokko
「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ番外編が出版になるとの噂…。
まだだ、集英社さんから発売の公式アナウンスが出るまでまだ耐えるのだ。
ふふ…ふふふ…。

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