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潜入!鶴舞中央図書館!!

2024年12月9日 投稿

鶴舞中央図書館の裏側を見たい!

鶴舞中央図書館を利用したことがある人の多くが、表に出ていない本はどこにどうやって保管されているのだろう?という疑問を抱いているはず
かくいう私も例外ではない
会員ページから書庫保管の本を予約して受け取るときに、あわよくば出してくる現場を見られないかといつも思っていた

この度、書店との連携という取り組みで、なんと書庫を見学させてもらえることに・・・!
ワクワクしかありません!!

児童書の書庫へ

入った瞬間「あー!この本懐かしいー!!」という声が飛び交う
子供の頃に読んだあの本がある
ここにも!そこにも!!

名古屋市図書館では購入した本は最終的に必ず1タイトル1冊は保管する制度を採用しているそう。
でも置く場所は限られるわけで、本は発売され続けるわけで
どうしているのかと訊いてみると、空いているスペースがあるほかの図書館等に移動したりしてやりくりされているそう

「それが鶴舞中央図書館の使命と思っている」と話す担当者さんが誇らしげで、羨ましく思った

点字文庫

本屋にいながら点字の本の実物を初めて見ました
驚いたのは、えほんの柄の部分も含めて手で触ったらわかるように制作されている本があること
もっと驚いたのは、ここで本の文章部分を点字で読めるように作っていること
さらにえほんは絵の部分にどんな絵が描かれているかも点字にしてテープで貼って作っていること

この気が遠くなる作業を全国でおこなっており、重複しないように情報共有して作成している
どうにか効率的に出来ないものかとつけ焼刃的に考えるけどそんなに簡単ではない、もちろん
いろんなことを考えさせられる・・・

ティーンズ

10代20代は活字離れと言われてるけれど、鶴舞図書館のティーンズエリアからはそんなことは微塵も感じなかった
利用者さんの感想やイラストが描き込めるノートはすでに何冊目かと状態で、みんな思いのたけを書いていて「本当に本が好きなんだな」と感じるものばかり

オススメのコーナーにもコーナーを作っている方の熱量がわかるくらいのものを感じた

新聞!!

鶴舞中央図書館では新聞も保管されている
確かに過去の新聞を探しに来るのは図書館だとあらためて思い出す

新聞社各社の縮刷版やデータはもちろん、紙ベースでも残しているそう
地方の記事などデータや縮刷版にはない記事は紙であたる以外にはないとのこと
しかも新聞は紙の質としてはあまりいいものを使用していないので保管も大変

毎日新刊の本が発売してそれらをその日のうちに売場に並べることを司書さんたちに感心されたけれど
毎日出る新聞を保管するこの作業のほうがよほど大変じゃないかと思った

いよいよ書庫

100万冊強の蔵書!圧巻!!
どこを見渡しても奥までずずーっと本の棚
しかも棚の高さも天井ギリギリまで

「わーこの本あるんだ」
「教科書も!私この教科書使ってた!!」
書店員のテンション爆上がり★

サンデー毎日の初号からあるー
背表紙が手書き?!

参加者はみんな「ここに泊まってずっといられるね」と言って、図書館の方を苦笑させる一幕も

電話帳まで

電話帳、全部保管されてた・・・スゴイ・・・
年々薄くなる様子も一目でわかる
電話帳から当時の三洋堂書店の住所、そしてこれまた保管されている住宅地図から所在を確認
参加した書店員のほとんどは当時の場所を知らなかったりするけど、私は知っていたのでちょっと得意げ

書店ツアーも

書店見学ツアーも行い、図書館の皆様の熱量に圧倒されっぱなし
本が好きという気持ちがものすごーく伝わってきました

楽しかった!

今回、鶴舞中央図書館さんから、お互いの見学ツアーをしませんかとご提案いただき今回の企画が実現しました
三洋堂書店にとってはありがたいお話で、本当にたのしい企画となりました

ご参加いただきました鶴舞中央図書館の皆様、ご案内いただきました皆様、ご準備いただきました皆様、そして我々部外者が複数人お邪魔したにもかかわらず笑顔で気持ちよく挨拶して受け入れてくださった図書館の皆様、ありがとうございました!

また、何かご一緒できることがあるとうれしいです

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