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ニッパーとカッターを使って竈門炭治郎を造ってみよう!

2021年4月15日 投稿

ど~も、三度の飯よりガンプラ好き!
可愛い一人娘はもっと好き!
ホビ担Sで~す!

今回からメインタイトルを「ホビ担Sの三洋堂プラモデル講座」にリニューアルします!
「初級者にも解りやすい三洋堂プラモデル講座」はチョット長いですもんね…(;^_^A
と云う事でこれからは「ホビ担Sの三洋堂プラモデル講座」になりますので、今後ともよろしくお願い致します!

さて今回はプラモデルには欠かせない工具「ニッパー」と「カッター」の使い方やホビ担Sオススメのニッパー&カッターを紹介しながら話題のあの人を組み立ててみましょう‼

【プラモデル必須工具 ニッパー&カッター!】

プラモデルには必ずランナーからパーツに繋がるゲートと云う物があります。
最近はバンダイスピリッツ様から「タッチゲート方式」と云うニッパーを使用せずにもぎ取れる低年齢層向けの商品もありますが、それについては「EGガンダムレビュー」の回で説明していますのでそちらをご覧下さい。

⇒簡単!安い!ハイクオリティー! EGガンダムレビュー!

話を戻します。このゲートをカットしてパーツをランナーから切り離すのに使うのがニッパーです。
切り離されたパーツにはゲートの跡が残るのでこれを削って綺麗に整えるのに使ったりするのがカッターです。

先ずはニッパーから紹介します。
ニッパーには大きく分けて両刃型と片刃型とあります。
両刃型は2つの刃に厚みがあり力強くカット出来る為、厚めのゲートやパーツの余分な部分をバチンと切ったりする事が出来、少々粗く扱っても刃が欠け難く割りと丈夫なニッパーです。
その反面、切断面には力が掛かるので白化しやすいですが商品のバリエーションや価格も安い物が多くて、コストパフォーマンスも良いので初めて購入するなら両刃型ニッパーをオススメします。
色んなメーカーから沢山の種類が発売されているのもメリットですね。

ホビ担S愛用の両刃ニッパー

片刃型の刃は片方だけで、もう片方はまな板の役割をしていて刃は付いていません。
刃の厚さが非常に薄く切れ味が良いので切断面に負荷が掛からず白化し難く綺麗な断面となりますが、刃が薄い為に操作を誤ると直ぐに刃が欠けてしまうので繊細な扱いが求められます。

クリアパーツやコーティングされたランナー等もカットしない方が無難ですし価格も高い物が多く、上記の様に扱いが繊細なので初心者や初級者、お子さんにはオススメ出来ません。
しかし使い慣れて来ると切断面が綺麗な為、作業効率が非常に良くなるので工作時間の短縮に効果を発揮します。

ニッパーだけでも充分にプラモデルを組立てれますが、カッターも使えば更に綺麗に組み立てる事が出来ます。
カッターは切れ味が良ければ作業も楽ですし余分な力を入れなくて良い分、指を切ったり等のケガをし難くなるのでこまめに刃を交換するのが良いですね。

中でもホビ担がオススメなのは「オルファ アートナイフプロ157B」
です。
⇒オルファ株式会社:アートナイフプロ紹介ページ

アートナイフプロ157Bが何故オススメかと云うのは「曲線刃」が最初からセットに入っているからです。

通常の直線刃だと切りたい部分と別な部分を刃先でえぐってしまったりキズ付けてしまったりする事が良くありますが、曲線刃は刃先が反っている為に切りたい部分をピンポイントで切ったり削ったり出来るので初心者、初級者の方々にこそ使って貰いたいカッターです。

ただ、モデラーズナイフの様な直線刃は刃の厚さが薄いのと刃の角度がアートナイフよりも鋭利な為、切れ味はモデラーズナイフの方が断然良いですね。
使ってみて自分に合っているなと思う方で大丈夫です(o^-‘)b !
アートナイフプロ157Bには曲線刃、直線刃、平刃の3種類の刃がセット内容に入っているのでお得ですよ。

(ニッパー&カッターを使って組立開始!)

それでは早速ニッパーとカッターの使い方を説明しながらプラモデルを組み立てて行きましょう!
今回組み立てるプラモデルは原作コミック、TVアニメ、劇場版アニメその全てが超話題の化け物コンテンツ「鬼滅の刃」の主人公、バンダイスピリッツ「鬼滅模型 竈門炭治郎」です!
この商品は関節の無い固定モデルのプラモデルですが、バンダイスピリッツの超絶技術により説明書通りに組み立てるだけで塗装せずに高クオリティーの炭治郎君が出来上がります。

ガンプラと違って関節可動部品が無いのでランナーとパーツは少なく炭治郎君の羽織も塗装済みですし、色の足りない所はシールを貼ればOKですので、初心者の方や鬼滅ファンだけどプラモデルを造った事が無いと云う女性の方でも、そんなに難しくないので安心して造れますよ(^^)d

それでは先ずパーツをランナーから切り出してみましょう!
最初にニッパーはパーツから少し離れた部分に刃を入れてカットします。ゲートをパーツに少し残した状態で全てカットしたらランナーからパーツが外れます。(下図)

残りのゲート跡をもう一度ニッパーで切り落とします。
これを「2度切り」と言います。
2回に分けてゲートから切り離す事によってパーツに負荷を掛けずに出来るだけ白化させない為の方法です。
二度切りした跡を両刃ニッパーと片刃ニッパーで比べると片刃ニッパーの方が綺麗な断面ですが、両刃ニッパーの断面もそれほど白化してはいません。

この少し残ったゲート跡を今度はカッターで薄く削り取って行きます。細かい作業をする場合には手前に刃を引く「引き切り」の方が操作し易くて失敗も少ないです。
力を入れてザクザク削る時は刃を奥に押す「押し切り」が良いです。
どちらの切り方でも構いませんが作業する時は手を切らない様に慎重に進めましょう!(^―゜)

※ここで簡単ワンポイント工作!
それでも薄く白化が残ってしまう事がありますが、こんな時はチョイ技を使います。
この程度の白化ならば爪で擦ってあげると………

ほら、目立たなくなりましたよ‼
何故かは解りませんが薄い白化程度ならこの「爪先コシコシ」技で消す事が出来ます。(摩擦熱ですかねぇ( -_・)?)
この様に作業を繰り返して説明書通りに組立てます。

ホビ担Sが最近のバンダイ製プラモで驚くのが、炭治郎君の目のパーツの様な多種の色プラをランナーで組み合わせて1つのパーツにする「レイヤードインジェクション」と云う技術です。
これホントに凄い技術ですよね、こう云うパーツの金型ってどうなってるのかな……?
1度バンダイさんの工場見学してみたいです!

※ここで簡単ワンポイント工作!
接着剤の要らない最近のプラモデル「スナップフィットモデル」は1度ハメてしまうと、かなり外し難いのでピンを差し込む穴側のパーツのダボ穴を写真の様にニッパーで切り込みを入れておくと間違ってハメてしまった場合等の時に外し易くなるので、切り込みを入れるのをオススメします。

そして頭部、胴体部、羽織等を説明書を見ながら順番に組み立てると…

竈門炭治郎、組立完了!

完成!

「鬼滅模型 竈門炭治郎」君の完成ですっ!
どうですか?日輪刀を構えた炭治郎君とてもカッコいいでしょう!
頭部はシール一切貼らずに組んだだけでこのクオリティーですよ
(;゜0゜)

パーツ構成も良く考えられていて組んだ時にパーツ同士の合わせ目やゲート跡もあまり目立たない様に設計されています。
この大きさ位の完成済みのフィギュアを購入する場合は5000円~6000円位は掛かるので、2500円程で購入出来て尚且つこのクオリティーの炭治郎君が手に入るならお得だと思いますよ!

それから背中の「滅」はシールでは嫌だと云う方は「ガンダムマーカー EXニューホワイト」で丁寧に塗って上げるのも良いですね♪
EXニューホワイトは隠蔽力(下地の色を隠す力)が高いので黒いパーツの上から白を塗っても下地色の透けが少ないのでオススメです。
塗る場合マーカーで直接塗るよりも塗料皿にチョット出して「面相筆 細」で塗る方がはみ出さずに塗れると思います。

⇒GSIクレオス:ガンダムマーカー紹介ページ

※ここで簡単ワンポイント工作!
○落くんの様な「メラミンスポンジ」を用意して、肌色の部分や羽織部分を擦って上げましょう。
するとツヤが消えてプラスチック感が無くなり、よりリアルに仕上げる事が出来ますよ、簡単ですから是非お試し下さいネ(^^)d

(ちょっと写真だと解り辛いですかね…ゴメンナサイ)

今回のプラモデル講座はここまでとなります。
あくまで基本的なニッパーやカッターの使い方だけを説明したので技術的にはまだまだ色んな事がありますが、今回説明した分だけでも最近のプラモデルは充分に組み立てられます。
ニッパーやカッター等のプラモデル工具は自分の予算や技術に合わせて徐々に揃えて行けば良いでしょう。
工具は揃え始めると沼にハマる可能性もありますが…(-_-;)

次回の「ホビ担Sの三洋堂プラモデル講座」は「スミ入れして簡単ディテールアップ!」の予定です。

それでは皆さん、レッツ エンジョイ プラモッ!
次回もお楽しみに~(*´∀`)ノ


書いた人: ホビ担S(駒ヶ根店)
ガンプラ大好きおじさんモデラー。
一人娘(4歳)にはついつい甘くなっちゃうお父ちゃん。


※今回紹介した各商品は三洋堂書店駒ヶ根店ホビーコーナーでは取り扱っておりますが、その他の三洋堂書店各支店には在庫の無い商品もありますので、お求めの際はお近くの三洋堂書店各支店にお問い合わせ下さい。

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