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年末おすすめ小説 《第72回 三洋堂書店便り》

2023年12月8日 投稿

こんにちは、一般書・文庫バイヤーのMです。

始業前とお昼の休憩中に飲むインスタントコーヒーに飽きてしまい、どうせならいろんな種類のコーヒーを楽しもうと、輸入もののインスタントコーヒーを買い漁っていた時期があります。
「自分だけの一杯を見つける。コーヒー豆で世界旅行やで……」
などと気取って始めてみたはいいものの、自分には癖が強く感じるものも多く、2ヶ月くらいでギブアップして日本に戻ってきました。
結果、巡り巡って愛飲しているのは「ネスカフェゴールドブレンド」。名作は常に近くにあるもの。良い教訓になりました。
どうも、違いがわかる男、一般書・文庫バイヤーのMです。ダバダ~ダバダ~。

それはさておき。
今年も残り1ヶ月を切りました。
今回はコーヒーとも相性抜群の小説ジャンルからおすすめをピックアップしてご紹介します!


三洋堂書店文庫アワード「第2回でら文芸受賞作」

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最後のページをめくるまで

著者名
水生大海/著
出版社名
双葉社
税込価格
748円

ミステリ・サスペンスのジャンルから選出した「でら興奮部門」第1位!

著者の水生大海(みずきひろみ)先生は三重県出身ということで、東海に拠点を構える三洋堂書店では、2023年最も売場で多くの文庫作品をおすすめした作家になります!
「どんでん返し」をテーマに描いたドライでダークなミステリー5編をぜひどうぞ!

小説の、最後の最後でおどろきたい方、おすすめです。
ベスト本格ミステリ2018に選出された「使い勝手のいい女」のほか、
「わずかばかりの犠牲」「骨になったら」「監督不行き届き」「復讐は神に任せよ」と、どの短編もラストで景色が一変します。


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銀座「四宝堂」文房具店

著者名
上田健次/著
出版社名
小学館
税込価格
770円

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銀座「四宝堂」文房具店 2

著者名
上田健次/著
出版社名
小学館
税込価格
803円

ヒューマンドラマのジャンルから選出した「でら感動部門」第1位!

6月に売場に登場して以来、三洋堂書店では半年間文庫のおすすめ売場で売れ続けている作品になります!
読むと涙が止まらなくなる、心あたたまる物語です。
1~2巻が発売中!

銀座のとある路地の先、円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。創業は天保五年、地下には古い活版印刷機まであるという知る人ぞ知る名店だ。
店を一人で切り盛りするのは、どこかミステリアスな青年・宝田硯。硯のもとには今日も様々な悩みを抱えたお客が訪れる――。
両親に代わり育ててくれた祖母へ感謝の気持ちを伝えられずにいる青年に、どうしても今日のうちに退職願を書かなければならないという女性など。
困りごとを抱えた人々の心が、思い出の文房具と店主の言葉でじんわり解きほぐされていく。


誰も読んだことのない「本能寺」がここに。

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著者名
北野武/〔著〕
出版社名
KADOKAWA
税込価格
792円

羽柴秀吉と千利休に雇われ、謀反人や落ち延びた敵を探す旅をしていた曾呂利新左衛門。
その道中に偶然、織田信長に反旗を翻し、有岡城から逃走する荒木村重を捕らえた。
この首の価値はいかに。曾呂利は、信長が狙う村重の身柄を明智 光秀に託した。
一方、丹波篠山の農民・茂助は、播磨へ向かう秀吉の軍勢を目撃し、戦で武功を上げようと、雑兵に紛れ込むが――。
信長、秀吉を巻き込み、首を巡る戦国の饗宴が始まる。
大作映画『首』原作。

映画原作本『首』を三洋堂書店で買って当てよう!オリジナル図書カードNEXTプレゼントキャンペーン実施中です!
12月10日(日)まで!締切間近です!
ぜひご応募くださいね!



新・読書体験。驚愕のパラレルミステリー!

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ぎんなみ商店街の事件簿 BROTHER編

著者名
井上真偽/著
出版社名
小学館
税込価格
1,540円

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ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER編

著者名
井上真偽/著
出版社名
小学館
税込価格
1,540円

史上初!
ひとつの事件にふたつの真実!

古き良き商店街で起きた不穏な事件。
探偵役は四兄弟と三姉妹、事件と手がかりは同じなのに展開する推理は全く違う!?
〈Brother編〉〈Sister編〉の「両面読み」がおすすめです!




書いた人:一般書・文庫バイヤーM
イラスト:nocconokko

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