著者名 | 瀬戸内寂聴/著 絲山秋子/著 伊坂幸太郎/著 花村萬月/著 村田沙耶香/著 津村節子/著 村田喜代子/著 滝口悠生/著 橋本治/著 長嶋有/著 高樹のぶ子/著 保坂和志/著 |
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出版社名 | 講談社 |
出版年月日 | 2019年04月 |
ISBNコード | 978-4-06-515179-2(4-06-515179-1) |
頁数・縦 | 182P 20cm |
シリーズ名 |
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オススメコメント
麋角解(さわしかのつのおつる)、東風解凍(とうふうこおりをとく)、桃始笑(ももはじめてわらう)――あまりにも美しい、四季を彩る“季節の名前”。古来伝わる「二十四節気(にじゅうしせっき)七十二候(しちじゅうにこう)」に導かれ、手練れの十二人がつむぐ匂やかな小説集。 二十四節気、七十二候萌え出ずる春、青々と爽やかな夏、紅葉に染まる秋、しんと静まった冬――。四つの季節をそれぞれ六等分した“二十四節気”は、春の兆しが現れる立春、次第に夏めく立夏、夜が最も長い冬至などを示す。それをさらに三等分した“七十二候”。暖かな雨が降り注ぎ大地が潤う「土脉潤起(どみゃくうるおいおこる)」、蛍が姿を現し始める「腐草蛍為(ふそうほたるとなる)」など、その時期に起こる出来事をそのまま名前にした。移ろいゆく季節にここまで細やかに、そして美しい名前をつけた古(いにしえ)の人々。旧暦の魅力を、掌に収まるような十二篇の小さな物語を通して、感じてみませんか。