著者名 | 夏川草介/著 |
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出版社名 | 小学館 |
出版年月日 | 2020年12月 |
ISBNコード | 978-4-09-406851-1(4-09-406851-1) |
頁数・縦 | 584P 15cm |
シリーズ名 | 小学館文庫 な13-6 |
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大学病院に舞台を移した新シリーズの開幕。 地域医療とは違う大学病院としての役割の中で、日々奮闘する栗原一止。 相変わらず「引きの栗原」と呼ばれ、なぜだか当番の時には救急患者が倍増する。真面目で忍耐強く優秀、時おり呟くユーモアのセンスもなかなかなもの。真面目さゆえおかしみ倍増だ。そして妻と子供を誰よりも愛している。 なんて魅力的なキャラクターだろう! そんな栗原先生は、患者の思いを優先するあまり大学病院という組織の中では異端であり、上司である准教授には医局に向いてないとまで言われてしまう。 医療とは何なのか。何の為の医療なのか。 自問自答しつつ、自分の信念に基づき行動する勇気を持ち、全て責任を引き受ける覚悟に胸が熱くなった。 他にも同僚の医師は強者揃いだ。一人一人が個性的で優秀で心の奥で何を考えているのかわからない。でも憎めない。 これはすごい集団だ。ここを舞台に新シリーズが始まった。 これはもう楽しみ過ぎるとしかいいようがない!